「こんなに“化ける”のか…」Σ( ̄□ ̄|||)
とある中1生のことだ。
中間テストの結果が思わしくなかったこともあり、期末テストまで残り2週間ほどの時
期に彼は体験授業へとやってきた。状況を見ると…、能力的には問題はないが、勉強に取
り組む姿勢や直し方などに少々(?)難があった。体験期間中とはいえ、学伸生になろう
というのであればその“覚悟”を見る必要があるので、容赦なく居残りをさせたり、翌日に
追加で呼び出したりした。様子をうかがっていると、時折心が挫けそうになっていたが、
何とか彼は踏ん張っていた。そして徐々に姿勢も変わってきていた。
体験期間が終わり、入塾の意思を確認してみると、「やります」とのこと。相当負荷を
かけたので、さぞかしシンドイ思いをしていたのだろうなと思い、保護者の方との面談の
中で体験期間中の彼の様子について聞いてみると…、「塾は楽しいと言ってましたよ。」
との返答が…。あれだけ残されたのに嫌じゃないんだと軽~く驚かされた。(笑)
期末テストが終わり、成績個票が返されると、彼は中間テストと比べると100位
上がっていた。塾で対策した期間はわずか10日間ほど…。驚くほど短期間に成果が出て
しまった。自分に自信も持てたのだろう。今では授業中の取り組み方もすっかりと変わっ
てしまっている。今の彼を見ていると、多少の成績の上下動はあるとは思うが、大幅にダ
ウンするようなことにはならないだろうなという安心感がある。
人って変わるもんだなと改めて思うとともに、その変わる姿を見ている、あるいはその
瞬間に関わることができるのって、この仕事をしていて最高にうれしい瞬間だなと感じ
る。もっともその分、つらいこともいっぱいあるけどね…。