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差は広がる一方か…

 一昔前と比べて、英語の格差は広がっているように感じる。

 

 まず、発音と綴りが結びつかない。(発音してあげても単語が書き出せない)

 

 そして、ローマ字と英語の区別がなかなかできない。(フォニックスを知らない?)

 

 結果として単語が書けない。(文法構造を説明しても、結局は単語を書き出せないので

 

正解しい)

 

 聞けば、毎英ノート(Bノート)も毎日の課題ではなくなってきているようだ。例えば

 

キチンと単語の発音を気にしながら練習し、右端の方を使って(もちろん左の方は隠す)

 

小テストをするなどして覚えられたかを確認しながら進めれば、中学校3年間でかなりの

 

単語練習ができるし、さすがに音と綴りが結びついてくるようになる。慣れてこれば、さ

 

とえ新出の単語であっても、発音さえあればほぼ単語のつづりはイメージが湧くようにな

 

ってくる。これが毎英ノートの効果だと思っているのだが…。

 

 ある程度は強制的に英語に触れさせる機会を用意しなければ、学校内で英語の格差は広

 

がる一方だろうと思う。指導要領の改訂でさらに単語数も増えるしね。中学生で先々を見

 

据えて自主的に英語を勉強する生徒なんてほぼ皆無だろうと思う。もしいたとしても、そ

 

ういう生徒の学力は意識レベルと比例して高めだろうしね。英語を苦手とし、できればや

 

りたくない生徒との差は絶望的に広がるよね…。

 

 さらにマズイことには、毎英ノートなんて意味ないからと言ってのける先生もいるよう

 

だ。先生たちが課題に意味を持たせるように指導しなくてどうするの…と思う。語学を身

 

につけるためには、毎日英語にふれる機会があるに越したことはない。何とか学校課題の

 

在り方を考え直してほしいなと切に思う。もっとも先生方だけのせいにしてもいけないの

 

で、生徒たちも受け身一辺倒にならず、積極的かつ自主的に学び取ろうという気概を持っ

 

ていてほしい。

 

※英語が絶望的にできない生徒は、すでに中1の1学期中間テストの段階でつまずいてい

 

ます。2学期以降は文法も入ってきますし、覚えるべき単語量も増えますのでさらに格差

 

は広がります。日々の努力を怠ると、英語の成績は浮上できなくなりますよ。どんなに優

 

秀な先生が教えても、結局は単語1つまともに書けなければ勝負にならないですから…。