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やっぱりね…

 やっぱりね…

 

 これが本音。

 

 もともと今年の学伸塾中3生たちは、英単語のスペルミスも多ければ、日本語訳もかな

 

り怪しい。よって相応の練習を重ねる必要があるということで、今年の四月から英語を引

 

き継ぐ際に、なるべく授業中やチェックテストでは英語の書きを重視、口答チェックでは

 

日本語訳を確認、という風にしてきた。

 

 しかし、英語のスペルミスを見ていると、「実は自分たち(生徒)だけではスムーズに

 

英文を読めないのでは…」という疑念が湧いていた。そもそも言語の学習なので、“読め

 

る”は“書ける”よりも優先されるべきことだ。

 

 …というわけで、9月からは日本語訳に追加して、教科書本文読みも口答チェックに盛

 

り込むようにしたのだが、案の定、読みがダメダメ…。( ;∀;) 

 

 授業中に復唱させているのだから、読み“ぐらい”はできると普通は思う。しかし、この

 

学年は“それ”ができない。指導する側も生徒たちが読み間違えやすいポイントは当然把握

 

していて、間違えないように強調しているのだが…。う~ん、何でだろう。(・・?

 

 例えばLet's Read1であればここ。

 

 Many people lost their lives (メニー ピーポー ロスト ゼア ライブズ

 多くの人々が命を失った

 

 最後のlivesは、life(命)の複数形だからライブズが正しい。決して動詞liveに三単現のs

 

がいたものではない。当然それは説明するのだが、授業後の口答チェックでは平気で

 

 Many people lost their lives (メニー ピーポー ロスト ゼア リブ

 

と読む生徒がいる…。読みも滅茶苦茶なら文法も滅茶苦茶…。一般動詞lost(失った)があ

 

るのにlive(住む)が文末に来るわけないやん…。所有格のtheir(彼らの)がある時点で名

 

詞しかないんだけどね…。それも繰り返し伝えているんだが…。

 

 個別に口答チェックをすることで、個々の生徒のいろんな粗が出るわ出るわ…。

 

 まっ、読みの口答チェックは入った理由がこれでわかったでしょ?

 

 ここは個人塾なんでね。大手塾さんと違ってフットワークの軽さも武器なんだよね。そ

 

の年に集まった生徒たちの状況に合わせて、指導の仕方なども柔軟に変えられるからね。

 

君たちが何と言おうが足りないモノを補完するべく、必要なことをやらせていくよ。例え

 

規定時間に終了できなくてもね。

 

 ただ、生徒たちも受け身一辺倒ではなく、自分から獲得するんだという気概で頑張って

 

欲しいよな。この“自分で”という意識がより吸収力をアップさせるからね。