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いい意味で裏切ってほしい

 今年は、例年よりも1週間ほど中間テストの実施が早い。それに合わせて、「学伸テス

 

ト」の実施日も早まっている。しかし、学校の授業進度を考慮すると、例年と変わらない

 

単元まで授業を進める他はなかった…。当然のように、復習に割く時間もなく、ギリギリ

 

まで授業が行われたため、「自学力」のある生徒でなければ、結果は残らないような状況

 

となりそうな雲行きだ。

 

 いつものような“お膳立て”がない中で、果たしてどこまで自分たちで準備がしてこれる

 

のか、期待と不安が入り混じる。いい意味で期待を裏切ってほしいと願っ

 

てはいるが、依存の生徒たちが多い中で、どれだけのことがやってこれるだろう。範囲

 

も広く、内容も濃くなってきているので、残酷なまでに普段の積み上げの差が生まれるは

 

ず。決して誤魔化しのきくようなテストではないからね。キチンと周到かつ念入りに準備

 

をした生徒のみが合格を勝ち取る極めて平等で公平なテストなので、頑張りがストレート

 

得点として反映される。よって我々は数字でのみ頑張りを評価する。それが「学伸テス

 

ト」だ。

 

 体育大会との兼ね合いもあるかもしれないが、連休があってそれなりの家庭学習の時間

 

は確保できるだろうハズ。生徒たちだけでどれだけ必要な知識・情報を吸収してくること

 

ができるのか、この機会に伺い知ることができるのだろうかなと思う。テストの結果如何

 

ではかなり厳しい対応をすることになるかもしれないし、またその逆もあるかもしれない

 

ね。まぁ、どうなるか見てみよう。

 

※中1生たちへ

 

 1学期のような丸暗記は通用しないので、「なぜ」の部分を追求しながら勉強を進める

 

こと。暗記に頼った勉強ではかなり早い段階で頭打ちになっちゃうよ。課題はやり方次第

 

で自分を高めてくれる起爆剤にもゴミにもなり得る。結局はどういう意識で取り組むのか

 

じゃないかな。学校の先生の中にも宿題を軽視するような方がいるようだが、そういう課

 

題に意味を持たせられないような人物が教員であることは残念に思う。

 

意味がないと思うような課題を出しているってことなのか? 

 

それって良心が痛まないのか? 

 

そんなのおかしいよ。

 

 課題には意味がある。そして正しいやり方で意味を持たせようと努めるべきだ。また、

 

課題には出す側の明確な意図がなければならない。そうでなくて生徒たちが向上などする

 

ものかと思う。生徒たちよ、課題に意味を持たせられないような教員の戯言に耳を貸す必

 

要はない。自分を高めるために、課題を上手に利用していくんだぞ。