他の生徒たちと同じように解き直しをしている“ハズ”なのに、点数に結びつかないと嘆
いている生徒には、一定の共通項がある。
それは…
“答えの部分だけ”を覚えようとするということ。
空所補充タイプの演習だと、その傾向がより顕著になる。
よってほんの少し問題をいじられただけで、全くもって対応不可となってしまう。
英語であれば、主語が変われば三単現のS、あるいは時制などにも注意がいかなければ
ならないのに、空所部分のみ覚えるような“使えない丸暗記”をして勉強したつもりになっ
ているために、細かい部分まで見えなくなってしまっているのだ。
社会や理科でもそう。前後の説明文まで含めて覚えるということをしてこなかった生徒
は、語句の説明文や少しちがう切り口の問題になると対応できなくなる。しっかりとした
知識にしたいのであれば、必ず全体像を見ようと努めることだね。