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さじ加減が難しい…

 長い目で見れば

 

 “自学力”は必要不可欠。

 

 すばらしい実績を上げている塾さんでは

 

 例外なく

 

 “自学力”をつけさせるような指導が入っている

 

 塾では基礎徹底とモチベーションを上げるトークを展開し

 

 あとは自学による演習で地力をつけさせていく

 

 そんな流れだろうと思う。

  

 高校での勉強から逆算していくと

 

 僕としてもそれが望ましいと思っている。

 

 しかし

 

 入塾テストを実施せずに

 

 いろいろな学力層の生徒を指導していると

 

 相当にお膳立てしないと手が止まってしまう生徒も現れる

 

 むしろ

 

 学伸塾ではそういう生徒の方が割合は多いかな…。

 

 よって

 

 どの段階まで塾主導で引っ張り上げて

 

 どの段階から突き放していくのか

 

 その見極めが難しい。

 

 当然、個々の能力さも存在するからだ。

 

 突き放すタイミングを見誤ると

 

 かえって成績が下降する場合もあるわけで

 

 本当にデリケートな部分だと思う。

 

 一昔前は

 

 すべてをお膳立てして

 

 生徒の成績が表面的にでも上がっていたら

 

 自己満足をしてしまっていた部分もあったのだが、

 

 ここ最近の卒塾生の話を聞いていると

 

 真の学力を身につけさせる必要性を痛感する今日この頃だ。

 

 いつまでも人から教えてもらわないとできないようでは

 

 今は良くても

 

 この先

 

 先細りしてしまうことは目に見えている。

 

 少しずつ

 

 自分たちで知識を獲得するように仕向けることが

 

 本当に重要だと思う。

 

 今まで以上に

 

 生徒の学習状況の把握に努め

 

 適切なタイミングで突き放していくことができるようにしたい。

 

 こちらのさじ加減一つで

 

 成績が上下動する可能性があるのだから

 

 じつにシビアだ…。

 

 でも、

 

 すべてをお膳立てするのは

 

 やはり違うと思うからね。

 

 冷たいと思われても

 

 どこかで突き放しにかかるよ。