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暗記と記憶は違うぞ!!

 長い時間をかけても

 

 テストで結果が残らない…。

 

 でも、本人曰く

 

 メッチャ頑張ったんですよ!!(本気と書いて「マジ」で…)

 

 それって

 

 暗記と記憶を勘違いしてないか?

 

 

 「暗記」

 

 “新しい情報を頭に入れる”

 

 ことであり

 

 「記憶」

 

 “覚えたことを忘れないようにする”

 

 ことである。

 

 生徒たちには何度か伝えた覚えがあるが

 

 丸暗記に関しては

 

 小学校低学年くらいまでがピークなんだよな。

 

 ※丸暗記系のゲームをすると、大人が保育園児に負けることもある。

 

 

 生きていくために

 

 いろいろな情報を獲得していかなければならないのだから

 

 単に新情報を吸収するだけなら

 

 低学年の方が君たちより優れているというのが合点がいく。

 

 

 成長するにしたがって

 

 覚えたものを意味付けしていかなければ

 

 「記憶」という形で保持できなくなっていく。

 

 よって

 

 記憶力を高める取り組みが必要になってくるわけだ。

 

 例えば

 

 歴史であれば

 

 年号の語呂合わせにしてもそうだし

 

 ストーリー立てで流れを覚えたりね。

 

 そうそう

 

 漢字が苦手な生徒も複数名いるが

 

 漢字も

 

 意味やつくりで覚えやすくなる。

 

 単に記号的に文字を捉える生徒ほど

 

 漢字が書けなかったり

 

 読めなかったりするよね。

 

 漢字ができる生徒は

 

 文字のつくりや意味を捉えているから

 

 新出の文字であっても

 

 予測が立つ。

 

 頭の中でいろいろなものが紐づけされているからこそ

 

 物覚えもいいんだよね。

 

 

 漢字が書けなかったり

 

 覚えたはずの知識が使えない生徒には

 

 キチンとできないだけの理由が存在する。

 

 単に頭がいいとか悪いということではなく

 

 “情報の紐づけ”作業

 

 スムーズかつ無意識的に

 

 できるようにしてきたかどうかの部分が大きいのではないかい?

 

 “覚える”ということに対する視点を

 

 ガラッと変えていかないと

 

 ドンドン情報量が増えていったときに

 

 もっともっと対処できなくなってしまうぞ?

 

 使えない丸暗記から

 

 早く卒業しようぜ。