中3生の
「国語」の中間テスト範囲に
「論語」が含まれている。
その中に
「学びて時に之を習う亦(また)説(よろこ)ばしからずや」
とある。
訳は
「習ったことを機会があるたびに復習し身につけていくことは、何と喜ばしいことでしょうか。」
であるのだが
これって
向上心ある中学生の
あるべき姿勢そのままだよね?
特に受験生として
入試に臨む学年として
これを実行しなければ
志望校の合格など
勝ち取ることは夢のまた夢。
テストで結果が残らない生徒は
この部分が大きく欠けている場合が多い。
さらに
「学びて思わざれば則ち罔し」
とある。
訳は
「学ぶだけで考えなければ本当の理解には達しない。」
である。
「学ぶ」=人に教わる
「思う」=自力で考える
と捉えれば
人から学ぶだけで、
自分で考えようとしなければ、
自力で答えを導き出す力が養われず、
本質を理解する力が身につかない。
という意味になるよね。
高校から先の学習なんて
まさにソレでしょ。
教えられたことしかできない
作業マシーンでは
応用が利かずに苦しむのみだ。
小学校生活がそれで何とかなってきてしまったような子は
丸暗記に偏る傾向が強いよね。
勉強=丸暗記みたいな構図が
頭の中で出来上がってしまっている。
一度、
その構図を壊さないといけないので
学習タイプの変化(暗記偏重型からの脱却)には
結構な時間を要す。
学習内容が簡単なうちから
根本理解をはかり
融通が利くように学びたいものだよね。
なんだか
この時期に「論語」
の単元が組まれているのは
単なる偶然なのか
それとも
意図的なものなのか…。
何か
勝手に
「世の中、よくできているな」
と感心してしまった。(笑)