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楽しみだね。

 宿題は

 

 答えを写すか、

 

 やったけど、テキストを家に忘れました、

 

 と言ってその場をやり過ごしていた時は、

 

 テストなんて

 

 ただの苦痛

 

 でしかなかった。

 

 しかし、

 

 “このままでは志望校に挑戦できない”

 

 ということを担任に告げられてからは、

 

 自分で言うのも何だが、

 

 それこそ人が変わったように

 

 宿題と自学に取り組んだ。

 

 それからは

 

 やった分だけおもしろいように成績が上がり、

 

 テストが楽しみになっていった。

 

 だって

 

 自分の成長や頑張りの成果

 

 目に見えて具現化されるのだからね。

 

 試す場があるって

 

 むしろ最高じゃないか?

 

 

 さて、

 

 各学年とも2日後に

 

 実力テストが控えている。

 

 この特殊な上半期に

 

 どれだけの学習を積み上げたのか、

 

 そして

 

 どれだけの力を養うことができたのかが

 

 試されるよね。

 

 

 例年よりも

 

 “自学”をする時間が

 

 大幅にあったため、

 

 “やった”

 

 “やらなかった”

 

 の二極化が進むと予想されるが

 

 果たしてどうだろう?

 

 

 もっとも

 

 生徒たちに気にしてほしいのは

 

 学年順位ではなく、

 

 点を取るべき問題で

 

 確実に点が取れたかどうか

 

 なんだけどね。

 

 落としても仕方のない問題は

 

 置いておいて、

 

 取るべきところでキチンと取っておけば、

 

 相応の数字が残るんじゃないかな。

 

 落としても仕方のなかった問題は

 

 後で解法を理解して

 

 次に類題が出題されたときに

 

 解けるように

 

 対処しておけばいい。

 

 テストって、

 

 できる問題とできない問題の仕分けがされるのだから、

 

 できなかった問題をどのように解決し、

 

 できる問題へと変えていけるか、

 

 を考えるいい機会なんだよね。

 

 そして実際に行動に移すことが

 

 自分を成長させることにつながるんだよね。

 

 結果も楽しみだけれど、

 

 テストから何かを吸収し

 

 さらなる成長を遂げようと

 

 もがく姿を見るのも

 

 楽しみなんだよね。

 

 生徒がドンドン変わっていくところを見るのは

 

 塾講師として

 

 最高の愉悦だ。