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ライバルの存在

 学習においては、

 

 内発的動機づけ(自分の内側から湧き上がる「やろう」という気持ち)

 

 の方が

 

 外発的動機づけ(外からの刺激に対する反応)

 

 よりも持続性が高く、

 

 効果も高いと言われている。

 

 事実、そうだと思う。

 

 

 でもね、負けん気の強い生徒にとっては、

 

 ライバルが存在するって、

 

 最高じゃないか?

 

 

 ライバルに僅差で負ける…、

 

 そうすると

 

 “次は勝ってやる”

 

 というエネルギーが沸々と湧いてくる。

 

 そして今まで以上に勉学に励み、

 

 自身がさらなる進化と成長を遂げる。

 

 

 今の自分よりもやや上、

 

 背伸びすれば手が届くくらいのライバルを探し、

 

 その生徒に勝つべく、

 

 モチベーションをもって学習に励む。

 

 首尾よく勝つことができたら、

 

 また少し上の生徒をライバルに設定していく。

 

 そうして

 

 階段を駆け上がっていけばいい。

 

 短期的な目標があれば

 

 励みにもなる。

 

 

 トップクラスの生徒たちは、

 

 1点、2点を争う次元で

 

 バチバチにやり合っている。

 

 わずかなミスが命取り。

 

 ライバルが変わることはないが、

 

 抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げ、

 

 切磋琢磨する形で

 

 お互いを高め合っていく。

 

 それこそ、他の追随を許さぬレベルで。

 

 トップ層は

 

 唯我独尊に陥りがちだが、

 

 真のトップ層でありながら、

 

 ライバルがいることは

 

 ありがたいことだと思う。

 

 負けた自分に腹が立つこともあろうが、

 

 “負けたことがある”

 

 というのは財産になる。

 

 湧き上がった

 

 怒りのエネルギーを

 

 “次”へ向かう新たなエネルギーに変換し

 

 リベンジを果たせばいい。

 

 自分を負かすだけの力量を持ったライバルは

 

 負けん気の心に火をつける

 

 すばらしき着火剤。

 

 必要不可欠だよね。