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3ステップ目を意識して

 学伸テストを実施すると、

 

 チェックテストでは合格できるのに

 

 実戦形式になると得点に結びつかない

 

 生徒が出現する。

 

 

 そういう生徒は

 

 記憶の3ステップ目が不足している。

 

 ちなみに

 

 1ステップ目は“記銘”であり、

 

 情報を脳内に取り込むことを言う。

 

 短期記憶の状態。

 

 2ステップ目は“保持”であり、

 

 情報が脳内に保存されている状態を言う。

 

 これが長期記憶。

 

 で、

 

 問題の3ステップ目が“想起”であり、

 

 脳内の情報が必要に応じて引き出せる状態を言う。

 

 チェックテストの段階では、

 

 ステップ2までを徹底している状態なので、

 

 テキスト課題を通じて

 

 3ステップ目に踏み込まなければならない。

 

 3ステップ目は、

 

 森の中に獣道ができるかのようなイメージだ。

 

 一度や二度通った程度では道にならないけれど、

 

 何度も往復(インプットとアウトプットの繰り返し)することで

 

 必要な情報がいつでも取り出せる道ができる

 

 ということである。

 

 “忘れる”という状況は

 

 この“獣道”ができるところまで

 

 やり込んでいないがために発生するものに他ならない。

 

 知ってるけど

 

 必要に応じて引き出せない状態のことね。

 

 

 塾では

 

 理解できる・できないに関わる部分

 

 については、

 

 僕の管理下において指導するが

 

 覚えた情報をひき出せるかどうかの練習だけは

 

 “自学”で積み上げてほしい。

 

 その過程で

 

 いろいろな方法を試し

 

 自分なりの

 

 勉強法を確立していこう。