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なんだかなぁ…

 英語の履修時期を早めたり、

 

 文法や単語の習得を前倒ししたり、

 

 いろいろな取り組みが行われているけれど…

 

 全体的に英語力が上がっていってる実感は

 

 塾で指導している分には感じられない。

 

 むしろ、

 

 “できる生徒とできない生徒の格差が

 

 ものスゴイことになってるな

 

 という印象のみが残る。

 

 教科書本文でさえ、

 

 流暢に読める生徒の割合は

 

 決して多いとはない。

 

 ましてや

 

 大半の生徒たちは、

 

 1文字1文字追いかけて発声しているだけだから、

 

 読めているとまでも言えないかもしれない。

 

 英語を“言語”という捉え方をしていない気さえする。

 

 これが国の望む英語教育なのだろうか…?

 

 果たして、

 

 これを続けることで

 

 英語のコミュニケーション能力は伸びるのだろうか?

 

 翻訳機が発達したこのご時世だ。

 

 英訳や和訳は

 

 アプリなどのツールで処理できてしまうのが実情ではなかろうか。

 

 そう考えると、

 

 英語の早期教育ばかりに目を向けるのではなく、

 

 コミュニケーションを鍛えるための国語力の強化や

 

 自分の国や住んでいる地域のことについて説明できるように

 

 社会科を強化するといったことの方が重要な気がする。

 

 

 漢字って

 

 ただ“ドリルで練習して覚えてこい”では

 

 記号としてしか覚えないよ?

 

 漢字を記号としてしか見ていないから、

 

 部首を見て、

 

 “この部首だからこんな意味がありそうだ”

 

 とか、

 

 つくりを見て

 

 “このつくりがあるからこう読めそうだ”

 

 とかいう類推ができない子がかなり多いよ?

 

 これでは、日本語の理解に支障をきたすよ?

 

 作文を見ていても、

 

 何が言いたいのかわからない文を書く生徒の割合が

 

 かなり増えてきたよね。

 

 中学生レベルでも

 

 頼まれて自己PR分の添削をすると、

 

 ???

 

 ということが多々ある。

 

 小学校のうちに

 

 まずは日本語によるコミュニケーション能力をしっかりとさせなければ、

 

 英語によるコミュニケーションは厳しいと思うのだが…。

 

 ただ単に

 

 英語格差と英語嫌いを増やすだけのような気がしてしまうね…、

 

 このままだと…。

 

 現行の、

 

 中学卒業時に

 

 英検3級レベルを目指す英語教育でさえ

 

 中2の段階で20点台や30点台が続出しているというのに、

 

 来年度からは

 

 英検準2級レベルを目指す内容を指導するわけでしょ?

 

 …

 

 …

 

 ハハハハハ、

 

 今から考えただけでも

 

 怖すぎるよね…。😱

 

 小学校で英語を指導するなら、

 

 アルファベットと

 

 ヘボン式ローマ字、

 

 フォニックス読みのルール

 

 など、

 

 中学で本格的に英語を学習するための

 

 土台作りの徹底の方がいいんじゃないかなぁ。

 

 そうすることで、

 

 中学生の英単語の習得スピードや

 

 音読がスムーズになるよね。

 

 

 今なんて、

 

 dangerous(デンジャラス・危険な)

 

 を

 

 ダンゲロース(なんだよ、それ! チンジャオロースの仲間か!!)

 

 とか言って覚えようとする子が後を絶たないんだよ?

 

 ただのローマ字読みだもんね、それって。

 

 もはや英語ではないよ…。