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落ちるのは簡単だった…

 わが愛娘。

 

 今回の中間テスト勉強は

 

 “自分の力だけでやってみる”

 

 ということだったので、

 

 遠慮なく、

 

 容赦なく

 

 放っておいた。

 

 もちろん、奥様チェックもなし。

 

 つまり、

 

 “完全自学”で挑む

 

 ということであった。

 

 

 1学期は、

 

 テキストチェックや解き直しも我が奥様が管理していたため、

 

 細かいところまで目が行き届き、

 

 その場でミスの修正もさせることで

 

 学年でも上位5%ほどのところにいられたのだが、

 

 どうやら今回は撃沈した模様。( ̄ー ̄)

 

 まだ順位は発表されていないが

 

 テスト問題のレベルと素点を見比べれば

 

 一目瞭然。

 

 かなりの下がり幅が予想される…。( ;∀;)

 

 

 休校期間中に

 

 塾で葵中生に混じって勉強していた時は

 

 塾内のテスト(学伸テスト・プレ中間テスト)すべてで

 

 トップだったのだが…

 

 それも、もう過去の栄光である。

 

 春先に一緒に勉強した中1生たちからすれば

 

 信じられない (゚д゚)!

 

 かもしれないが

 

 いまや完全に君たちのほうが格上。

 

 もはや愛娘を塾生に混ぜても、トップにはなれないと思う。

 

 いや、

 

 トップどころか真ん中にもいられないのでは…。

 

 

 “自分でやる”ということは

 

 徹底した自己管理ができていなければならないのだが、

 

 今回の愛娘にはそれがなかった…。

 

 親によるチェック機能も働かせなかったため、

 

 どうしても自分に甘くなる。

 

 また、

 

 自分の間違えって、なかなか自分では気づけないんだよね…。

 

 だから塾でも自己採点後に講師によるチェックが入るのだ。

 

 テストが返却されてから、

 

 あまりの点数の低さに愕然とし、

 

 その原因を探るべく

 

 愛娘のテキストを見返すと…

 

 いくつか間違えたまま赤マルがうってある…。Σ(・ω・ノ)ノ!

 

 さらにビックリしたのが、

 

 今の段階で、

 

 数学のテストにおいて、時間切れによって

 

 最後の問題までいけなかったそうだ。

 

 では、問題数が多かったのかといえばそうでもない。

 

 つまり、絶対的な演習量も不足していたということ。

 

 それに伴うスピード不足が露呈した形だ。

 

 

 愛娘には、なるべく“完全自学”のみで進学させようと考えていたが、

 

 もう少し、お膳立てが必要ということが明確になった。

 

 まだまだ突き放すには時期尚早だったようだ…。

 

 もう少し段階を踏む必要があったんだね。

 

 これは勉強になった。

 

 親として少し期待しすぎていた部分もあったかとも思う。

 

 ここまでは、たいした躓きもなく来れていたからね

 

 ただ、1学期のテスト時に

 

 わずかに崩れる兆候は見え始めてはいた。

 

 

 1学期のテスト結果を見たときに、

 

 一部の弱点とみなされる科目を

 

 “どう対処していくか”

 

 についての作戦会議をしたこともあったのだが、

 

 “自分の力だけでやってみる”

 

 という言葉に勝手に頼もしさを感じ、

 

 期待し、

 

 完全放置を選択。

 

 結局、作戦会議で決めたことは実行しなかった。

 

 やはり、勉強は甘くはない。

 

 改善策を取らなかったため、

 

 当然のごとく、その科目の得点も更なる伸び悩みを見せた…。

 

 この結果を受けて

 

 愛娘がどう考え、

 

 どういう選択をするかわからない。

 

 “完全自学”を続けるのか。

 

 “親のチェック機能”だけはお願いしてくるのか。

 

 はたまた

 

 “僕の管理下で学習する”という選択をするのか。

 

 

 まだ失敗してもいい時期ではあるし、

 

 生じた遅れを取り戻すこともできる分量なので、

 

 こちらが手を貸せば、比較的短期間で取り戻しは可能だ。

 

 よって、今回も本人の意思を尊重するつもりだが…。

 

 いったいどんな結論を下すのか…。

 

 

 それにしても、

 

 改めて感じさせられた。

 

 自分を甘やかし、

 

 すべきことをやり切らず、

 

 “転がり落ちるのは簡単だ”

 

 ということ。

 

 そして、

 

 “自学”というものは、

 

 言うは易し、行うは難しであるということを…。