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できないなりの理由が存在する

 勉強が苦手な生徒、

 

 チェックテストで不合格の多い生徒には

 

 共通項がある。

 

 つまり、

 

 できないなりの理由が存在している。

 

 ざっと挙げてみれば…

 

 授業中の説明事項が脳に落とし込めていない。

 (その日の授業内容が頭に残っていない)

 

 解き直しの際、模範解答を見て、すべてを丸暗記して直そうとする。

 (内容理解に努めていないため、応用が一切きかず、類題になると対応できない)

 

 説明を音声認識しているだけ。

 (「聴く」は意識を傾けている状態で、「聞く」は音が入ってくる状態)

 

 練習の際に、頭を働かせずに、ひたすら書きなぐるのみ。

 (「たくさん書いた」ことに満足しているだけで、脳には刻まれていない)

 

 説明を聴くときに、なぜか口が半開き…。

 (説明内容が理解できずに、ポカンとしてる?)

 

 自分なりに小テストをして、できる・できないを確認しない。

 (眺めているだけで「できる」つもりになっているだけ)

 

 言い訳が多い。

 (そんなことを考えている時間があるなら、「少しでも必要なことを覚えろ」と言いたい)

 

 自分で自分の可能性に蓋をしている。

 (「自分にはできない」とか「無理」とか言って、精神的な逃げに入る)

 

 再テスト時に、GOサインを出すのが早すぎる。

 (自分に甘く、めんどくさがり)

 

 そもそも覚悟が足りない。

 (「できるようになるまで頑張り続ける」という気概がない)

 

 …

 

 …

 

 こんなところだろうね。

 

 おまけで、

 

 塾の管理下にないときに、頑張れない生徒が多い…かな。

 

 

 最終的には自学ができなければ

 

 能力の飛躍的な伸びはきたいできないんだけどね。

 

 教え込まれすぎるとね…、

 

 「それしかできない」ようになってしまいがちなんだよ。

 

 

 

 学生時代に塾に行かずにガチ勉した身として思うことは、

 

 教えられたことより、

 

 自分で根本理解できるまで

 

 何時間も問題と格闘したときのほうが

 

 理解も深まるし、

 

 脳にも印象付けられるから、

 

 ずっと覚えていられる

 

 ということ。

 

 それでもって

 

 応用も利くようになるから、

 

 成績も飛躍する。

 

 「絶対にできるようになってやる」

 

 という気持ちで演習にあたること。

 

 そして、

 

 「少しでも多くの知識を吸収しよう」

 

 という意識をもって話を聴く姿勢。

 

 この2つがあれば

 

 ある程度のレベルまでは

 

 本来、行けるはずだけどね…。

 

 

 でも、

 

 最近のできない生徒を見ていると…

 

 小学校段階で明らかに躓いていただろうな…

 

 なんでそんな状態で放っておいたのかな…

 

 と思う子が本当に多い。

 

 また、勉強に対する姿勢も甘く

 

 相当に根の深い感じなんだよね…。

 

 頭を働かせてきていないから

 

 覚えるべき事柄もなかなか吸収できない子が増えた…。

 

 僕が講師になりたての頃と比べると、

 

 成績の浮上に時間もかかるし、

 

 それこそ毎日呼んで

 

 こちらで学習管理をして

 

 少しずつ積み上げさせなければ

 

 みんなと同じ土俵に上がれない生徒の割合も多くなってきている。

 

 学校現場で学力格差が広がり

 

 平均点が意味をなさなくなりつつある現状も

 

 納得がいく。

 

 

 できない生徒ができるようになるためには

 

 時間と

 

 絶対的な演習量と

 

 何としても今の自分を変えるんだという

 

 鋼のような強い意志と覚悟が必要。

 

 現状を変えるっていうのは

 

 そんなに簡単なことではない。

 

 コンビニでモノを買うような感覚で塾に来ても

 

 残念ながら望むものは手に入らない。

 

 現状の自分を見つめ、

 

 苦しい状況から逃げずに

 

 できることから手を付け

 

 努力し、

 

 徐々にできるもの(教科や単元)を増やす。

 

 その積み重ねの先に

 

 新しい世界が広がるのだ。

 

 ここに至るまで、

 

 できるようになる努力から逃げ続けたことで

 

 今の自分が形成されたのだ。

 

 思考や行動を変えなければ

 

 確実に状況は悪くなるのみ…だ。

 

 勉強においては

 

 早めの対処が何よりの処方箋。

 

 これ以上状況が悪化する前に

 

 覚悟を決めて

 

 勉強と向かい合うこと。

 

 上記の青字で書かれたことと反対のことを

 

 意識してやっていこう。

 

 できる生徒たちが

 

 無意識レベルでやれていることだ。

 

 まずはそれらを当たり前にしよう。

 

 それだけでも成績はガラッと変わる。

 

 「できない生徒」と「できる生徒」はね、

 

 「当たり前」の部分から違うんだよ。