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実は小学校の時点で…

 中学校に入って

 

 勉強内容が難しくなったから

 

 我が子の成績が低迷し始めた…。

 

 

 そう考えている保護者の方は多いと思う…。

 

 でも、

 

 多くの場合、

 

 それは真実ではない。

 

 小学校の段階で

 

 確実に兆候は表れていたはず。

 

 しかし、

 

 そのサインをスルーしているのだ。

 

 

 基礎確認テストで合格だった

 

 といっても、

 

 事前にプリントは配布されているのだから

 

 そこそこの練習で

 

 そこそこの点数は残る。

 

 算数にしてもそうだ。

 

 数字が変わるだけで

 

 問題そのものが変化するわけではない。

 

 よって

 

 実質暗記テストのようなもの。

 

 とてもじゃないが

 

 基礎学力が測れているわけではない。

 

 むしろ、

 

 そのテストで合格しないことが問題であって、

 

 合格は当然と思わなければならない。

 

 では、

 

 普段のテストはどうかといえば、

 

 単なる単元テスト。

 

 基礎学力のある生徒であれば

 

 90点以上とって然るべきであり、

 

 80点未満はもはや危険水域である。

 

 それぐらいの認識が必要である。

 

 

 小5からの学習内容は

 

 理科・社会も含め

 

 中学内容の土台となるため、

 

 ここで定着率が悪い生徒は

 

 早めに手を打たなければ

 

 中学校での成績は期待できなくなる。

 

 また、回復にも時間がかかる。

 

 「まだ小学生だから…」という考えは危険である。

 

 病にかかった際に

 

 早めに対処した方が直りが早いのと同様、

 

 勉強の遅れも早めの対処が理想的。

 

 放っておけばおくほど

 

 回復がより困難な状況へと追いやられる…。

 

 勉強がすべてではないことは承知しているが、

 

 やはり目の前のこと1つまともに処理できない子が

 

 社会に出て何ができるのかよいう懸念は付きまとう。

 

 できない・やろうとしないよりは

 

 できる・やる方が断然いい。

 

 できて損することは何もないし

 

 将来の選択肢がいかようにも増えるのだから。

 

 

 

 中学生を指導していて感じるが、

 

 「もはや手遅れに近いな…」

 

 と思える生徒は

 

 やはり、

 

 質問してみても

 

 小学校内容を覚えていないし、

 

 明らかに

 

 小学校内容で躓いているんだよね。

 

 新教科書は甘くはない。

 

 基礎学力がある上で

 

 活用する力を要求してくるのだ。

 

 基礎もない子が

 

 急にどうにかできるものではない。

 

 保護者の方々においても

 

 今の子供たちが学習している内容は

 

 自分たちの頃のそれではない

 

 ということを認識していただいて

 

 客観的に我が子の学習状況を

 

 把握するように努めていただきたいと思う。

 

 いろいろと我が子に質問してみるだけでも

 

 状況が垣間見えるはずだ。

 

 暗記するという作業、

 

 学習したものを活用するという作業、

 

 学習に臨む姿勢、

 

 学習習慣、

 

 そういったものも全て、

 

 小学校の頃から順次

 

 培っていかなければならない。

 

 そうしておかなければ、

 

 中1ショックをより強く感じることになろうかと思う。