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カメとウサギの競争が教えてくれること

 有名な

 

 “ウサギとカメ”のお話。

 

 さすがに知ってるよね?

 

 足の速さに自信を持つウサギが

 

 相手のカメがのろまであると油断し、

 

 昼寝をしている間に、

 

 コツコツと歩みを進め、

 

 結果的には競争に勝ってしまった。

 

 という内容だ。

 

 この物語を聞くと

 

 「コツコツ頑張ることはいいことだ」

 

 という側面のみがクローズアップされがちだが、

 

 本質はもっと違うところにあるのではないかと思う。

 

 

 要は

 

 “目標”をどこに置くか

 

 である。

 

 ウサギは目の前のカメに勝つことを目標にした。

 

 よって

 

 のろまなカメより簡単に前に出れると油断し、

 

 結果として負けてしまったのだ。

 

 一方で、

 

 カメはゴールすることを目標とした。

 

 よって

 

 ウサギの動向にかかわらず、進み続けることができた。

 

 それが勝因である。

 

 カメがウサギと同様に

 

 相手の前に出ることのみを目標としていたら…

 

 昼寝しているウサギの前に出た時点で

 

 カメも休憩してしまったかもしれない。

 

 そうすると…

 

 物語の結末が

 

 “当たり前のもの”

 

 に変わった可能性も出てくる。(深読みしすぎか?)

 

 

 

 これを君たちに当てはめてみよう。

 

 目先の課題を終えることのみに目標をおいている生徒は

 

 まさにウサギのような状態なのではないのかな?

 

 課題が少ないときは時間を無駄に使い、

 

 提出日が近づいた時だけ

 

 ガーっとやる。

 

 周りの子たちもやっていないから…と。

 

 もっと先の目標からの逆算で動いていないから

 

 直前だけバタバタし、

 

 やっつけ仕事的な勉強になってしまう。

 

 結果として

 

 期限に間に合わせるべく

 

 慌ただしく処理しただけなので

 

 “やったのにたいして力になっていない”

 

 という悲惨な結末が待っている…。

 

 そんなの嫌だよな?

 

 

 

 

 明確なゴールを設定している生徒(カメ)は

 

 そこからの逆算で日々の歩みを進めているんだ。

 

 普段から必要なものをコツコツと積み上げ

 

 周囲の行動に惑わされることなく

 

 着実にね。

 

 だから直前でバタバタすることもなく、

 

 計画的に物事が進んでいく。

 

 絶えず脳も働かせているから

 

 安定して力も発揮できる。

 

 得てして

 

 こういう生徒は

 

 テストの平均点にも左右されない傾向が強い。

 

 な?

 

 カメが勝つのは当然じゃないか?

 

 カメは勝つべくして勝ったんだよ。

 

 何にも驚ことではない。

 

 

 君たちの目標はなんだ?

 

 ちゃんとそこから逆算して

 

 日々の積み上げができているか?

 

 今やっている勉強は

 

 何のためのものなんだ?

 

 

 周囲はどうでもいい。

 

 自分の中で定めた明確なゴール(目標)に向かって

 

 毎日を大切に過ごそう。

 

 成長期だもんね。

 

 いろんなものが吸収できる時期だもんね。

 

 まだまだ

 

 グッと伸びる可能性

 

 があるんだよ。

 

 今がMAXじゃないんだよ。

 

 伸びしろがたくさんあるんだ。

 

 どんどん伸びればいい。

 

 自分があきらめない限りは

 

 限界なんかないんだから。

 

 そのためにも

 

 カメになろう。