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学年全体の成績分布もこんな感じなのかな…。

 衰えたな…

 

 全然、声に張りがなかった…。

 

 リナ先生にも言われたわ…、

 

 “丸くなりましたね”

 

 って。

 

 イカンね…。

 

 まだまだ老け込んでいる場合ではないからね。

 

 もう少し、

 

 キレを取り戻さないとね。

 

 

 さて、

 

 それにしても

 

 中1の学伸テストは酷かった…。

 

 “昨日の中2の結果を受けた上で”

 

 という部分もあって

 

 出来の落差に愕然としたね…。

 

 塾生として

 

 合格に値する準備状況を数字で示すことができたのは

 

 わずか6名…。

 

 中1生の3分の1である。

 

 残りの3分の2のうち…

 

 3名はあと一歩及ばず…ぐらい、

 

 その他(全体の約半数)は、

 

 やれていないに等しい状況であり

 

 そのうちの2名は、

 

 即退塾を告げられても文句は言えない準備状況であった…。

 

 (※テスト後、本人たちとも話をした。)

 

 

 学伸塾はお客様をお迎えするような塾ではないので

 

 向上する意思や努力がなければ

 

 当然、退塾勧告が出る。

 

 その後も改善が見られなければ、

 

 退塾が伝えられる。

 

 何度も書いているが、

 

 生徒に塾を選ぶ権利があるように、

 

 塾にも生徒を選ぶ権利があるのだ。

 

 残念ながら

 

 方針に合わない生徒を指導するほど

 

 僕は人間ができていないのでね…。

 

 僕の指導の下で

 

 今までの自分を変えたい、

 

 もっと向上したい、

 

 そう考える生徒しか指導するつもりはないんだ。

 

 これまでは

 

 保護者の方々の理解や

 

 生徒に恵まれてきたため、

 

 そんな方針でも何とかやってこれたが、

 

 この中1生たちはどうだろうね…。

 

 僕にとっても

 

 生徒たちにとっても

 

 これからが1つのヤマ場だな…。

 

 

 

 おおっと

 

 話を戻そう。

 

 中1学伸テスト結果を見て思うのは…

 

 現状の中学校の成績分布もこんな感じなのだろうな…

 

 ということ。

 

 塾内のテスト結果ではあるが

 

 そのまま学校現場の縮図の様相を呈している。

 

 人口ピラミッド「富士山型」って感じだ。

 

 一覧表を見ると…

 

 “ああ、こうやって全体の平均が低めになるんだ…”

 

 というのがよくわかる。

 

 

 しかし、

 

 これには相当な危機感を覚えた…。

 

 今の段階で自学の型ができている生徒は

 

 塾生であっても3分の1程度…。

 

 その他の生徒の大半は

 

 がっちり管理されて、

 

 尚且つお膳立てがされなければ

 

 まだまだキチンと学習ができないということ…。

 

 

 口酸っぱく“自学”という言葉を繰り返し伝えているが

 

 なかなか浸透しないものだ…。

 

 上の学年になればなるほど

 

 内容も難しくなるし、

 

 ボリュームも増える。

 

 今のうちに型を身に付けてもらわなければ

 

 対応できないものが増え

 

 まるで坂道を転がるように

 

 成績も急激に落ち始めるのは目に見えている…。

 

 指導経験上、

 

 学習面において

 

 中学で一番危険な時期は

 

 中1の2学期だと思っている。

 

 今回のテスト後に

 

 生徒たちに檄を飛ばしたが

 

 それはすべて僕の危機感の表れなんだな…。

 

 話を聴いて

 

 生徒たちが何を感じたかはわからない。

 

 ただ、

 

 皆、

 

 神妙な面持ちで

 

 こちらの目を見て

 

 ときに相槌を打ちながら

 

 話しを聴いていた。

 

 ある程度は

 

 こちらの伝えたいことが伝わったと確信している。

 

 あとは

 

  挽回すべく

 

 ひたすらに行動に移すだけである。

 

 全体の雰囲気を引き締め直すためにも

 

 少々張り詰めた空気の中で

 

 緊張感をもって

 

 頑張ってもらうとしよう。

 

 

 いいかい?

 

 中1生たち。

 

 君たちが思っている以上に

 

 転がり落ちることは簡単なんだよ。

 

 でもね、

 

 一旦転がり落ちてしまったら、

 

 元のポジションに戻るために

 

 今の数倍の努力を必要としてしまうんだ。

 

 下手をすると

 

 二度と今のポジションに戻れないかもしれない。

 

 今はまだ片足だけを滑らせている段階、

 

 まだ踏ん張れる。

 

 気力があれば

 

 まだ上にも上がれる。

 

 決してこれ以上気を抜いてはいけない。

 

 本当に

 

 本当に

 

 大事な場面だぞ。