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同じ授業を受けているのだけれど…

 今回の入試特訓ゼミで実践した

 

 入試問題における

 

 “イオンと中和”の単元は

 

 個々の生徒の

 

 いろいろな問題点を浮かび上がらせた。

 

 ついこの間まで、

 

 イオンと中和の基礎授業を受け、

 

 そのうえで

 

 確認テスト(学伸テスト)&補習まで実施されたのだが、

 

 図式化しながら根本理解に努めた生徒と

 

 丸暗記に走った生徒とでは

 

 残酷なほどの正答率の違いが生まれている。

 

 

 

 表をチェックして

 

 酸とアルカリが何:何で完全に中和をするのかを読み取れば、

 

 体積に関する計算系の問題はそれほど難解ではない。

 

 また、

 

 イオン数に関する問題も

 

 中和モデル(授業時に練習済)を書けば容易に解決する。

 

 よって

 

 難問というほどの難問は

 

 決して出題されてはいないのだ。

 

 それでも

 

 演習をさせていくと

 

 9割程度の正答率を残す生徒と

 

 半分程度しか正解できない生徒に分けられる…。

 

 

 その差を生んだものは

 

 話の聴き方と捉え方なのだろうと推察する。

 

 

 正答率の高い生徒は

 

 普段の授業の中でも

 

 頭を働かせながら話を聴いている。

 

 そして、

 

 問題を解くときも、

 

 問題文の中にある必要な情報に

 

 線を引いたり、丸囲みをするなど

 

 頭を働かせながら読んでいる。

 

 そして

 

 得た情報を図式化しながら問題を解き進めていく。

 

 絶えず頭を働かせながら

 

 インプットとアウトプットを反芻するのだから

 

 できない理由が見当たらない。

 

 すべてが理詰めであり、

 

 正答率が高いのも、

 

 問題に応じた対応ができるのも頷ける。(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪

 

 ちなみに…

 

 こういう生徒は

 

 例題を出されたあとの演習に関して

 

 一切、ホワイトボードなどはあてにしない、

 

 というか、

 

 する必要がない。

 

 

 対して

 

 正答率の低い生徒は

 

 言い方は悪いが

 

 ただのマシーンと化している。

 

 説明を聞くときも

 

 実は頭は働いてなく、

 

 単に“音声認識をしている”という状態に近い。

 

 よって

 

 理解が浅いため

 

 演習になると

 

 やたらとホワイトボード見ながらのモノマネ作業になる傾向が強い。

 

 また、

 

 覚えているかどうかだけで問題を解いているので、

 

 応用もきかなければ

 

 図式化もしようともしない、

 

 というか…

 

 書き出して考えようという発想が浮かんでいない。

 

 実際に、

 

 問題文を眺めているだけで

 

 何かを書き出して頭を整理している感じもない。

 

 まさにナイナイ尽くし…。

 

 知っているかいないかだけで勝負するのだから

 

 少し捻られるだけでも対応に苦慮してしまう。

 

 ただ、

 

 短期記憶だけは鍛えられているので、

 

 解き直しだけはやたらと速い…。(;^_^A

 

 それで、理解できた気になってしまっている…。

 

 よって、

 

 自学による復習もやっぱりない。

 

 だって、

 

 できるようになったと勘違いしてるから…。

 

 

 今回の内容は

 

 わずかここ3週間ほどの内容だよ?

 

 たった3週間で

 

 ここまで差が開いていいものなのか…。

 

 できる生徒にとって当たり前の思考や行動が

 

 できない生徒にとっては当たり前ではないということ。

 

 これを強く感じたね…。

 

 これをず~っと積み重ねていくのだから

 

 恐ろしいほどの差が生まれるのも理解できる。

 

 

 どのように話を聴いているのか…

 

 どのように物事を捉えたのか…

 

 目には見えない

 

 意識の部分だから

 

 外部から手を加えるのは難しい。

 

 自分の中で

 

 意識改革をする以外に

 

 改善する方法はないよ?

 

 わかってる?

 

 今回の演習で正答率が低かった生徒たちは

 

 早急に要改善だね。

 

 君たちの志望校のレベルを考えてごらん?

 

 とてもGOサインが出せる状況ではないよ…。

 

 結果には必ず原因があるんだよ。

 

 その原因を改善し、

 

 正しい方向性をもって努力するんだ。

 

 そんなに残された時間はないよ?

 

 ここからの時間は本当に体感的にもアッという間。

 

 1分1秒も無駄にはできないよ。

 

 君たちが考えている以上に…ね。