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ここからは、あまり教えないよ。

 通常授業では

 

 根本から説明して

 

 “理解させる”

 

 ことを重視する。

 

 

 学伸テスト期間では

 

 テキスト課題を通じて

 

 “わかった”を“できる”状態に高めてもらう。

 

 

 学伸テストでは

 

 徹底的に基本事項の定着度をチェックする。

 

 

 テスト対策期間では

 

 膨大な演習を通じて

 

 解ける問題の範囲を広げてもらう。

 

 

 僕たちが“教える”ことを重視するのは

 

 通常授業の段階まで。

 

 勘違いされては困るのだが

 

 教えすぎると

 

 “わかったつもり”になるだけで

 

 得点率が上がるわけではない

 

 ということ。

 

 “わかった”を“できる”に昇華させるために必要なことは

 

 演習による根本理解

 

 である。

 

 頭を働かせながら

 

 演習を重ねていく過程で

 

 必ず理解が深まり、応用がきくようになる。

 

 

 教えられて賢くなるのではない。

 

 自ら学び取ることで

 

 賢くなっていくのである。

 

 よって

 

 演習期間は教えすぎないように

 

 生徒と対峙するのが正解なのだ。

 

 もどかしく感じることもあるし、

 

 教えてしまえば、その場は楽なんだけどね…。

 

 でも、

 

 それでは

 

 生徒たちは成長しないんだ。

 

 教えたい衝動を抑えつつ

 

 生徒の状況を見守り、

 

 適宜、

 

 個々のレベルに合わせた

 

 必要最小限のヒントを小出しする、

 

 そこまでしか

 

 指導する側はやってはいけない。

 

 生徒を指導する歴が長くなればなるほど

 

 その思いは強くなっていく。

 

 生徒が自ら成長していく環境をつくる。

 

 これが何より大事だと思う。

 

 指導する側の自己満足で

 

 生徒たちの成長の芽を摘んではならない。