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直しとは何ぞや

 やはり…

 

 やらせて正解だったな…。

 

 中1「数学」の直前対策演習でのこと。

 

 本来ならば、

 

 これまでに解いた演習プリントの

 

 解き直し2回目の実施なのだが、

 

 妙な胸騒ぎがして

 

 急遽、全問演習2周目へと切り替えた。

 

 案の定、

 

 スムーズに演習が進まない生徒が数名…。

 

 しかも、

 

 解き方すら曖昧な状態…。(# ゚Д゚)

 

 これが示すものは…

 

 普段の解き直しのいい加減さに他ならない。

 

 

 その場を

 

 “終わらせるための直し”

 

 をする生徒は

 

 得てして

 

 必殺“解説丸暗記大作戦”を実行しにかかる。

 

 理解はしていない、

 

 でも、

 

 終わらせないと帰れない。

 

 よって

 

 理解を伴わない丸暗記をして

 

 その場をやり過ごす。

 

 

 それ、

 

 無駄以外の何物でもないしょ…。

 

 得たモノは…

 

 短期記憶の仕方くらいか?

 

 意味づけのない記憶は

 

 簡単に抜け落ちるから、

 

 結局、数日経ったら何もできなくなるのがオチなのだが

 

 まだ気づかないか?

 

 自分のやり方が間違っていることに…。

 

 

 小学校内容ならば

 

 それでも通用したかもしれないが、

 

 中学校内容ではもはや通じないんだよ。

 

 解き直しの意味、効果をもっと考えないといけないね。

 

 そして、

 

 塾で解き直しをしたものを

 

 その日のうちに、

 

 再度寝る前に確認する

 

 くらいのことをして脳裏に焼き付けるんだ。

 

 繰り返すことで

 

 記憶が保持できるようになるだけでなく、

 

 より深い理解にもたどり着けるようになる。

 

 もちろん、

 

 理解を伴う

 

 意味づけのされた記憶をすることが大前提だから、

 

 丸暗記のその場しのぎなんて論外。

 

 今すぐに

 

 そのマインドを変えねばなるまい。

 

 

 勉強にコツなんて必要ない。

 

 正しいアプローチ(個人差アリ)で

 

 徹底的にやり込むかどうかだけの話。

 

 できていない子は

 

 結局は“やってない”んだよ。

 

 やり込んでいないから

 

 できるようにならない。

 

 ただ、それだけのこと。

 

 高校の勉強なら話は別だが

 

 義務教育内容だよ?

 

 しかも公立の。

 

 やってやれないことはないはずだ。

 

 

 急遽やってきた胸騒ぎは

 

 虫の知らせだったのだろう。

 

 悪しき部分があぶりだせた…。

 

 まだまだ、いろんな部分に気を配って

 

 指導していく必要がある。

 

 だいぶ個人間の差も生じてきたしね。

 

 早い段階で

 

 修正しにいかなきゃな…。

 

 

 それにしても…

 

 解き直しを甘く考えている生徒は

 

 結構多いね…。

 

 実に嘆かわしいことだ…。

 

 直しの2回目で間違える時点で

 

 自分の勉強へのアプローチを反省すべきだ。

 

 そういう甘さが

 

 現状の自分を作っているということを自覚し

 

 改善すべきは改善しよう。