何度も書くけれど…
現小6生の保護者の方々は、
英語の新教科書が目指す衝撃のゴールを知っておられるのだろうか?
コミュニケーションの能力を養うために
①読む・聞く・話す・書くの4技能すべてを身に付ける
②英文だけでなく、図や絵、資料などから様々な情報を得る
③「話す」だけでなく、文字でも表現できるようにする
④即興で伝える。ディベートする
など、実社会と同様の設定がなされている。
単語数も1.5倍に増え、
現行の教科書では高校生が学習している文法の一部を中学に前倒し
なおかつアクティビティも行われる。
それも
授業時間数を変えずに…である。
…ということは
文法の説明などは
時間に追われ、サラッと流される可能性もある。
英語のできる・できないの格差が
拡大の一途をたどることは
もはや疑いようもないだろう。
単語については
①発信語彙(聞ける・読める・書ける・話せる)…必須
②受容語彙(きける・読める)…必須ではない
に分けて負担を軽減しにいくようだが
どの単語が必須で、どの単語がそうでないかは
特に規定はないようだ。
要は指導者次第ということなのだろう。
でも、
入試はどのレベルまで要求してくるかはわからない。
かなりの単語数をカバーする練習は不可欠だろう。
英語力を強化するために
いろいろな変更が加えられているが、
学校現場では
はたして、どこまで文科省の理想通りになるか…。
理想と現実の乖離がスゴイことになりそうだ…。