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敵を知る…

 受験生たちは公立高校入試の真っ只中。

 

 中2生たちも、1年後にはこの日を迎えることになる。

 

 僕の中では、

 

 もう次の受験の準備も始まっているのだ。

 

 中2生たちには、

 

 中2内容の公立高校入試の過去問を解いてもらっている。

 

 その主な目的は以下の2つ。

 

 入試問題のレベルを知る。

 

 自分たちの学習知識が、入試問題で通用する状態になっているかを確認する。

 

 ある程度1問1答で通用する定期テストと

 

 基礎知識をいくつか積み重ねて正答にたどり着く入試問題では

 

 当然、求められているものが異なる。

 

 単に知っている・知っていないのレベル

 

 ではなく、

 

 身に付けたものが

 

 活きた知識

 

 なのかどうかを問われているのである。

 

 つまり、

 

 覚えていることは大前提として、

 

 根本理解をしていて、かつ活用ができるかどうか

 

 が要求されているということだね。

 

 

 この段階で正答率が高ければ、

 

 学習の積み重ね方が正しいということになるし、

 

 正答率が低ければ、

 

 丸暗記偏重の危険な学習を積み重ねてしまっていることになる。

 

 自分の日々の勉強の在り方を知るためにも、

 

 この段階で入試問題に取り組んでみることは悪くはないと思う。

 

 

 本番まであと1年…。

 

 入試問題に歯が立たず、正答率が低かった場合は、

 

 この時点から、修正に入っていかなければ間に合わない恐れがある。

 

 入試レベルになると、

 

 直前だけ頑張れば帳尻が合うなんてことはない。

 

 せっかく年度替わりで新しい宿題用の教材も配布されるタイミングだ。

 

 そういったものを活用しつつ、

 

 根本理解に努めてほしい。

 

 根本理解ができれば、解ける問題の幅も広がるし

 

 初見の問題にも対応しやすくなる。

 

 ある程度は経験値でカバーがきくが、

 

 入試では目新しいタイプの問題が出ることも多い。

 

 やはり

 

 大事なことは、根本理解と活用力を身につけることなんだよね。

 

 

 さてさて、

 

 入試問題から何を学んでくれるかな?

 

 演習から、自分の足りないものに気付いてくれるかな?

 

 その後の取り組みの変化に期待したいね。