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一年後を見据えて…

 自宅の近所にある桜の木を見ると

 

 日々、着実に開花に向けての準備が進んでいるのがわかる。

 

 この桜は、あと数日もすれば花開くのだろう。

 

 現状では、

 

 学伸塾生たちも、今はまだこのつぼみのような段階。

 

 開花するためのエネルギーを蓄えている最中ではあるが、

 

 能力全開となるためのきっかけが足りていない子が多い。

 

 桜の開花には厳しい寒さが必要だというが、

 

 塾生たちも、能力開花のためには、厳しくて苦しい時間が必要かもしれない…。

 

 まだまだ開花には時間がかかる。

 

 

 

 近日は、個別学習相談会を実施中ということで、

 

 日中は面談を希望された保護者の方々といろいろな話をしているのだが、

 

 総じて「ここからの1年が大事ですよ」というお話をさせていただいている。

 

 ここに至るまで、

 

 “暗記偏重型の学習”を重ねてしまった生徒には、

 

 学習スタイルの変化を求めていくことになる。

 

 昨今の入試をみていれば一目瞭然なのだが、

 

 丸暗記は通用しないのだ。

 

 基礎知識は頭に入っている前提で、

 

 いかに資料やグラフと既存の学習知識を結び付けて考えるかが問われている。

 

 よって、

 

 暗記偏重型の生徒たちは、

 

 総じて入試当日点が伸びにくい傾向にある。

 

 定期テストでは得点がそこそこ伸びるが、実力テストになるとイマイチ

 

 という傾向が強い生徒は、すでに黄色信号が灯っているといっても過言ではない。

 

 こういう生徒たちが花開くためには、

 

 学習タイプを理解したうえで、少しずつ思考の割合を増やすようにさせなければならない。

 

 

 

 今、塾では、少しずつ生徒たちの自覚を促すような働きかけをしている最中ではあるが、

 

 ちょっとやそっと声掛けしたぐらいでは、

 

 そんなに簡単には学習スタイルは変わらない。

 

 生徒たちの“今の学習スタイルではここで頭打ちかな”という自覚の芽生えと

 

 指導する側の働きかけが一致したときが、

 

 もっとも変化が起こりやすいタイミングである。

 

 今は、そのタイミングを作り出す絶好の機会。

 

 1年後の開花を見据え、

 

 生徒たちに、今の自分たちに足りないものの自覚させ、

 

 自学を通じてスタイルを変化させていくようにもっていく。

 

 新しい学習スタイルが定着するまでは、

 

 時間もかかるし、点数が伸び悩むこともあるだろう。

 

 しかし、

 

 変化に痛みは付き物である。

 

 一時的には下がることもあるだろうが、長い目でみれば必ずやプラスに転じるはずだ。

 

 塾の指導を信じて、

 

 新たな自分なりの学習法を確立し、

 

 見事、1年後には能力を開花させてほしいと思う。

 

 ここからの1年の使い方が、

 

 将来の進学先を大きく左右することになるだろう。