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能動と受動

 能動的な“学び”と

 

 受動的な“勉強”では、

 

 学習における成果は大きく異なる。

 

 能動的な学びは、絶えず試行錯誤を繰り返すことで、

 

 活きた知識を獲得していくのだから、

 

 抜けにくいし、

 

 応用もきく。

 

 

 一方、

 

 受動的な“勉強”は、

 

 指導者の発する知識・情報を聴いて覚え、

 

 説明された手順に従って

 

 作業するような形になる。

 

 それによって

 

 わかった気、勉強した気になる。

 

 ただし、

 

 思考を挟まずに作業をこなした場合、

 

 少しでも捻られると

 

 途端に応用がきかなくなる場合があるし、

 

 わかったつもりになって復習を怠ると、

 

 定着率はガクンと下がる。

 

 

 別に、

 

 受動的な勉強が悪いと言っているのではない。

 

 指導するには

 

 一定の「型」にはめてしまった方が

 

 圧倒的に効率が良いのだ。

 

 

 理想は、

 

 受動的な勉強によって

 

 基本の「型」を身に付けた上での

 

 能動的な学習。

 

 塾では、

 

 受動的な勉強によって

 

 必要な情報と材料を与える。

 

 あとは自学という形で、

 

 能動的な学習によって、

 

 新たな知識を獲得したり、

 

 できるものを増やしてもらうのがいい。

 

 

 いきなりの自学は難しい。

 

 だから、

 

 塾で土台を構築し、

 

 ある程度の材料を与えられた上で、

 

 その先のアレンジを

 

 各自に頑張ってもらいたい。

 

 その中で、

 

 徐々に

 

 「自分流」

 

 の自学スタイルを確立していってほしい。