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昨年ほどの…

 過去のことって

 

 わりと実際よりも美化されて語られがちだけれども、

 

 これだけは確信をもって言える。

 

 “今年の中3生からは、

 

 昨年の中3生ほどの強い意志を感じない”

 

 とね。

 

 

 昨年の今頃は、

 

 休校期間中であり、

 

 中間テストの実施もどうなるか読めなかった状況。

 

 しかし、

 

 中3生たちは、

 

 先の見えない中で、

 

 “今の自分にできること”

 

 を一生懸命やっていた。

 

 授業がない日も塾へ来て、

 

 まずはチェックテスト勉強をし、

 

 それが終われば学校の副教材をドンドン進め、

 

 それでも足りなければ、

 

 復習用として、過去の授業プリントを要求し、

 

 何枚もこなしていた。

 

 すべては、志望校への挑戦権と合格をかけて

 

 自分を向上させるために‥。

 

 “中3生は1学期が勝負所”

 

 というアドバイスのもと、

 

 何としても結果を残そうという気概を見せていた。

 

 だからこそ、

 

 多くの塾生が、過去最高順位を達成し、

 

 TOP10にも何人も入った。

 

 

 その一方で、

 

 今年の中3生たちは、

 

 “物足りない”

 

 と感じさせる生徒が多い。

 

 また、

 

 自分で志望校の挑戦権や合格を手繰り寄せようという

 

 気概

 

 を感じさせてはくれない。

 

 今の中3生たちの最大の「敵」は

 

 「弱い自分」

 

 である。

 

 今までと同じではいけないことは

 

 頭ではわかっている。

 

 けれども、

 

 覚悟が決まらない。

 

 行動に移せない。

 

 トコトンまで突き詰められない。

 

 よって、

 

 中途半端な状態になる。

 

 必要最低限度のチェックテストすら、

 

 不合格になる者も多い。

 

 まだまだ

 

 弱い自分を覆いつくすほどの気概にはなっていない。

 

 それでは、

 

 望むものは手に入らないだろうね。

 

 志望校って

 

 生涯最高の努力

 

 をしないければ手が届かない場所じゃないのかな。

 

 そういたことをして

 

 ようやく合格できる場所を指すんじゃないのかな。

 

 現状のままで、

 

 どこか受かるところでいいや

 

 とでも考えているのか?

 

 もしそうならば、

 

 もう成長はないよ。

 

 塾通いなんてやめときな。

 

 受験というものは

 

 本気で取り組むからこそ

 

 人間としても成長させてくれるものである。

 

 今を本気で生きられないようなら、

 

 そこから何も得るものはないよね。

 

 もっともいろいろなことを吸収できる多感な時期を

 

 棒に振る。

 

 何と無駄なことか。

 

 何と勿体ないことか。

 

 今頑張ることの辛さなんて

 

 志望校を諦めるつらさ・落ちる辛さに比べたら

 

 なんてことはないんだ。

 

 

 自分は大丈夫

 

 などと勘違いするんじゃない。

 

 足りないんだよ、まだまだ。

 

 もっと能動的になれ!

 

 ガツガツせよ!!

 

 周りがビックリするくらいの

 

 取り組みを見せよ。

 

 塾主導じゃない、

 

 自分で掴むんだよ。

 

 望むものを。