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絶えず上を見よ。

 登山をしているとき、

 

 ふと

 

 自分がどれだけ上がってきたのか

 

 を確認するために

 

 その軌跡を振り返ることはある。

 

 だが、

 

 基本的には

 

 上がっていく最中は

 

 “上”しか見ていない。

 

 “下”ばかり見るのは

 

 あくまで下山時のみ

 

 である。

 

 

 勉強も同じだろうと思う。

 

 向上心の強い子は

 

 常に自分より少し上の子たちを

 

 見ている。

 

 そして、

 

 当面の目標としていた子たちに勝てれば

 

 さらに上を見るようになる。

 

 そうして

 

 少しずつ上がっていく。

 

 

 その一方で

 

 成績の芳しくない子たちは

 

 自分より下を見る。

 

 “まだ自より下がいるから”

 

 ということに安心し

 

 努力を怠り

 

 ドンドン下がっていく…。

 

 

 まもなく

 

 中間テストの結果が判明するが、

 

 どのような結果であろうと

 自分より下を見ないこと。

 

 常に上を見て

 

 新たに歩みだそう。

 

 下を見てしまったら、

 

 その場所から転がるだけ

 

 なんだ。