タラタラと
演習を進める中１男子に
危機感を覚え、
こう指示を出した。
「中１男子！」
「中２生の演習を見てこい！！(# ﾟДﾟ)」
中１男子が向かった先では、
中２生たちが、条件反射のようなスピードで
テキパキと演習を進めている。
しばしその様子を見させたあと、
その意図を話した。
個々の生徒が何を感じたかはわからないが、
“明らかな自分たちとの差”
は見て取ったようだ。
ピリッと引き締まった
凛とした空気の中で、
カリカリと
猛烈な速さで
問題を解きまくる２年生たち。
それに引き換え、
自分たちの演習の状況はどうだ…？
いいかい？
中１生たち！
現中２生たちも
最初からああいう風ではなかった。
厳しく叱られた時期もあった。
だが、
みな、向上心があふれているんだよな。
こちらの話をしっかりと受け止め、
言われたことを忠実に実行し、
今のような姿、成績になったんだ。
君たちにだってやれないことはない。
現状を変えたい
という気持ちの強さだけだと思うがね。
どうだろう？
まぁ、
中２生たちの姿と
自分たちを比べて、
特に何も思う部分がなければ、
伸びる見込みなどないね…。