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自分で乗り越える

 小学生部からの生え抜きの塾生たちの中にも、

 

 日々試行錯誤を重ねながら

 

 自分に合う学習法を探し、

 

 ある時から

 

 突然壁を乗り越える子たちがいる。

 

 

 

 とある女子生徒を例にとると、

 

 中1の頃は

 

 基本的には40番台であった子が、

 

 今年度は安定して10番台に位置している。

 

 説明やアドバイスには

 

 しっかりと耳を傾ける。

 

 必要と感じたことは

 

 すかさずメモをとる。

 

 復習を怠らない。

 

 そういったことは

 

 入塾当初からできる子ではあったが、

 

 明らかに

 

 暗記偏重の学習スタイルであった。

 

 それが伸び悩みの原因と判断し、

 

 この先のことを考え、

 

 思考することを意識させるような話を

 

 年度替わりのときにしたのだが、

 

 見事にそれを具現化してくれているようだ。

 

 

 彼女の行動の変化については

 

 はたから見てもわからない。

 

 あくまで

 

 いつも通りである。

 

 ただ、

 

 彼女の中で何かが変化したことは間違いない。

 

 現に

 

 結果がそれを物語っているのだからね。

 

 

 生え抜きの生徒たちは

 

 途中入塾に生徒たちに比べ、

 

 塾の効果が分かりにくいかもしれないが、

 

 意識や思考を変え、

 

 実行に移すことで、

 

 新たな伸びしろが見つかる可能性は大いにある。

 

 つねに

 

 “なぜそうなるのか”

 

 を探求し、

 

 根本理解に務める努力を

 

 怠らないでほしい。

 

 そうすることで

 

 今、目の前にある自分の壁を

 

 乗り越えられるだろうから…。