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頑張りを無駄にしたくなければ‥

 基本事項からの総復習だからこそ、

 

 定着している知識と

 

 抜け落ちている知識が

 

 キッチリと仕分けされていく。

 

 また、

 

 入試や実力テストに出題されやすいもの

 

 に関する追加情報を与えられ、

 

 それらのメモをとっていく。

 

 塾で勉強している間は、

 

 抜け落ちた知識を覚え直した上で

 

 テキスト演習を重ね、

 

 口答やチェックテストによる確認

 

 が入るため、

 

 一旦は、“覚えた”気になるだろう。

 

 でもね、

 

 それはあくまで一時的な

 

 “短期記憶”

 

 であって、

 

 長きにわたって保持される

 

 “長期記憶”

 

 ではないんだ。

 

 残念ながら、

 

 塾で数時間勉強しただけで

 

 短期記憶が長期記憶に変わることは

 

 ほとんどないといってもいいだろう。

 

 

 

 

 せっかく頑張って覚え直した知識が

 

 ほんの数日で消え去るのは

 

 つらいよね?

 

 誰もそんなことを望まないよね?

 

 では、どうすればいいのか。

 

 

 

 

 そこで、

 

 “家庭学習による復習”

 

 が重要になってくるんだ。

 

 短期記憶を長期記憶へと導くために必要なことは

 

 反復による刷り込みであり、

 

 これに勝るものはないんだ。

 

 定期的に学習内容を確認すること

 

 が習慣づいてくれば、

 

 必然的に成績は上がっていく。

 

 成績上位者は

 

 当たり前のようにこれができている子が多い。

 

 一番怖いのは、

 

 短期記憶に優れた下位陣たち…。

 

 最初の演習段階ではできない問題が多いのだが、

 

 答えをもらってからの直しがやたらと速い…。(苦笑)

 

 なまじ短期間で覚えることができてしまうため、

 

 量が多いにも関わらず、

 

 アッサリと直しを終えていく…。

 

 もちろん、

 

 本人たちは

 

 “やり終えた”

 

 という事実にのみ満足するため、

 

 自宅に戻ってからの再確認作業など

 

 一切する由もない…。

 

 そうして、

 

 数日後には

 

 頑張りがリセットされていく…。

 

 勉強というものは

 

 その場を頑張るだけでは足りないんだよ。

 

 むしろ、

 

 塾以外の時間をどれだけ大事にしているのか、

 

 ここが重要なポイント。

 

 同じ授業を受け、

 

 同じ教材を使い、

 

 同じ講師の指導を受けているにも関わらず、

 

 大きな差が生じる最大の原因は

 

 “家庭学習による定期的な確認作業”

 

 に他ならない。

 

 少々の能力差など、

 

 家庭学習での頑張りで

 

 ある程度はカバーができる。

 

 塾での頑張りを無駄にしたくなければ、

 

 “その後”を大事にしよう。