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なぜ結びつかないかを考えよ

 夏期講座の総仕上げとして

 

 総合問題を解いていく中で、

 

 練習してきたこと

 

 復習してきたこと

 

 がしっかりと結果に結びつく子もいれば

 

 案外な子もいる。

 

 結果に結びついていない子は

 

 よく考えなければならない。

 

 練習したものが使えない、

 

 結果が残らない、

 

 そこには

 

 ちゃんとした理由が存在するはずだからである。

 

 

 そもそも覚えていないのは論外だが、

 

 必要なことを覚えているのに

 

 それが使える状態になっていない子もいる。

 

 また、

 

 知識の紐づけ

 

 がしっかりとできていないために

 

 知っている事柄を

 

 どの場面で活用できるか

 

 がわかっていない子もいる。

 

 勉強で大事なことは

 

 “一般化”して捉えること。

 

 どういうことかと言えば、

 

 それ1つを学び、身に付ければ、

 

 多種多様に応用がきく

 

 ようにすることである。

 

 汎用性がある

 

 ということもできるだろう。

 

 一度解いたことがある問題と

 

 全く同じ問題しか解けない

 

 というやり方では

 

 学んだとは言えない。

 

 “学び”というものの捉え方が

 

 根本的に間違っている。

 

 

 解き直しを通じて

 

 それがどんな場面で使えるのか

 

 を意識すること。

 

 そして、

 

 類題を探して

 

 覚えたものが使いこなせるかどうかを試すこと。

 

 それが

 

 ✖を〇に変え、

 

 できるものを増やしていく手順である。

 

 

 解説を丸暗記した上で

 

 短期記憶で手順だけ追って

 

 自力で直せた気になる

 

 のが一番危険だよね。

 

 そこで満足してしまうと

 

 次回以降も

 

 やはり解けないままになってしまう。

 

 

 必要なものが身に付けられるかどうかは

 

 わかったつもりになってからの

 

 もう一押しがあるかどうか、

 

 その有無が大きい。

 

 特に

 

 暗記型タイプの子は

 

 手順を覚えたことで

 

 学んだつもりになってしまう傾向にあるので

 

 要注意だね。

 

 それだと、

 

 ✖を△に変えた程度。

 

 類題チャレンジで

 

 ちゃんと手順を追って正解して

 

 初めて△が〇に変わったと考えよう。

 

 あと1つの工程を踏むだけで

 

 各段にできるものが増えるはずだから。