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自分で気づいて変わるのが理想。

 上位層は

 

 基本的に素直な生徒が多いし、

 

 演習に意味を持たせ、

 

 必要な情報を吸収し、

 

 使える武器へと昇華させることができる。

 

 こういう生徒は、

 

 高校へ行っても、

 

 環境と教材さえ整っていれば、

 

 ある程度は自学のみで対応できるかと思う。

 

 

 逆に、

 

 中間層以下の生徒たちは、

 

 あまり外部のアドバイスが響かない、

 

 言われていることがピンとこない

 

 子が多いように感じる。

 

 音としてはアドバイスを認識しているのだが、

 

 心に響いていないんだよね。

 

 だから、

 

 その通りには動かないし、

 

 動こうともしない。

 

 演習課題も、

 

 そこから必要なものを吸収しよう

 

 という気概で取り組むのではなく、

 

 “提出しないと叱られるから”

 

 という後ろ向きな理由で

 

 渋々取り組む傾向にある。

 

 だから、

 

 テキスト点検をしていても、

 

 さほど“戦った”証が残っていない。

 

 残念ながら、

 

 “何かを学び取ったな”

 

 と感じさせる部分は微塵もない

 

 楽観的思考で、

 

 “何とかなるだろう”

 

 と思っているのだろうが、

 

 現実としては

 

 日々、上位陣においていかれているのが実情。

 

 日々の取り組みに真摯に向き合えないのであれば、

 

 どの高校へ進学しても

 

 一切ついていけないと思うのだが…。

 

 でも、

 

 そのイメージすら湧かないから、

 

 必死になれないんだよね…。

 

 

 

 さて、

 

 そういった部分を分からせ、

 

 イメージを湧かせ、

 

 生徒を動かすのが

 

 塾講師の役目なのだろうと

 

 お叱りを受けそうではあるが、

 

 本人が危機感を覚え、

 

 能動的に動き始めるのが理想ではある。

 

 外部からの働きかけは

 

 瞬発力はあるが

 

 長続きしないんだ。

 

 本人の変わり身を待つことができるうちは、

 

 なるべく強権発動抜きで、

 

 生徒自身の“気づき”によって

 

 意識と行動が変わるのを

 

 見守りたいと考えている。

 

 本人が根っこの部分から変わろうとしなければ

 

 新たな可能性の芽なんて

 

 出やしないんだ。