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同じようなことを…

 驚いた。Σ( ̄□ ̄|||)

 

 ドラマ“二月の勝者”の録画を

 

 見ていたのだが、

 

 柳楽優弥演じる黒木先生が

 

 大手進学予備校を辞めた理由と

 

 僕が若い頃に自問自答した内容が

 

 かなり類似していたのだ。

 

 

 僕が塾講師として若かりし頃、

 

 かなり粋がっていた。

 

 自分の力を過信し、

 

 自惚れて、

 

 塾生たちを

 

 自分の力でワンランクもツーランクも

 

 上の高校へ進学させてナンボだと勘違いしていた。

 

 それでみんながハッピーになれる…と。

 

 実際に

 

 生徒の力量以上の高校へ

 

 何人も合格させたという自負もある。

 

 

 しかし、

 

 ある年、

 

 力量以上の学校へ進学させたはずの生徒が

 

 高校でついていけず、

 

 途中退学したことを知る…。

 

 それも、

 

 入学してわずか数か月で…。

 

 

 そう。

 

 僕は

 

 その生徒の高校生活までをイメージして

 

 進路相談をしていなかった。

 

 自分の進学実績だけに目を向けていたのだ。

 

 すべては

 

 自己満足の世界に浸っていた

 

 自分へのしっぺ返しのように感じた…。

 

 後悔の念に苛まれ、

 

 自分自身のすべきことを見つめ直した。

 

 それ以来、

 

 生徒の高校での学習状況をイメージした上で、

 

 進路指導・受験校の提案をするようにしている。

 

 特に進学実績にもこだわっていないし、

 

 背伸び受験をさせるようなこともしていない。

 

 生徒たち望む状況になるように

 

 先を見据えた指導をすることを心がけている。

 

 

 それにしても、

 

 さすがにドラマで同じような状況を目にするとは…。

 

 当時の記憶がよみがえり、

 

 胸が痛くなった…。