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そのようなやり方ならば…

 とある中1生に伝えた。

 

 「今後、一切のテキスト課題を提出しなくていい」

 

 と。

 

 何のためのテキスト課題か。

 

 誰のためのテキスト課題か。

 

 何のための通塾か。

 

 よく考えるべきだ。

 

 思考のはたらいていない演習、

 

 提出することだけが目的のやっつけ仕事、

 

 塾がある日に慌てて適当にやっただけの問題集、

 

 そんなものを点検する気はないんだ。

 

 覚えるべきことを覚えた上で、

 

 それを知識として使えるようにするため、

 

 また、

 

 演習を通じて追加知識を獲得するため、

 

 そして、

 

 テスト期間に課題が速やかに終わるように、

 

 意図的に課題を出しているのだが、

 

 どうやら

 

 本人にとっては

 

 ただの面倒ごとのようだね。

 

 

 まぁいいさ。

 

 演習を通じて

 

 自分を高めようともしない人間を

 

 引き上げようとする気はない。

 

 僕のエネルギーは

 

 向上心を持って

 

 やるべきことをきちんとやる生徒に注ぐだけ。

 

 本人が目を覚まし、

 

 心を入れ替えて励み始めるまでは、

 

 何もしてあげることはない。

 

 外部からの働きかけでなく、

 

 内発的動機づけによって

 

 自分の意志で動かなければならない案件だと思うからね。

 

 待ちに徹することも

 

 ときには必要だと思う。