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今のままでは…

 有終の美。

 

 終わりよければすべてよし。

 

 最終的に上手くいけば

 

 そのような言葉も出よう。

 

 だが、

 

 それは

 

 やるべきことを

 

 正しい方向性をもって

 

 やり続け、

 

 望む結果が得られた者が

 

 口にしていい言葉である。

 

 

 中3生たちは

 

 まもなく中学校生活最後の定期テスト

 

 に臨むことになる。

 

 今日の状況を見ると、

 

 有終の美を飾れない生徒の方が

 

 多そうだ…。

 

 

 

 全体に話した通り、

 

 このご時世、

 

 お金さえ出せば、

 

 大学と名の付くところへ

 

 進学すること自体は

 

 できるだろう。

 

 ただし、

 

 たいした努力もせず、

 

 そんな自分の行けるところだけを探し、

 

 やがて流れるようにたどりついた大学へ行ったとして、

 

 何の充足感、達成感があろう。

 

 どんな部分が成長しただろう。

 

 そして

 

 そこに至るまでに

 

 何が獲得できただろう。

 

 形だけの大卒学歴など

 

 社会に出れば何の役にも立たない。

 

 

 学びを通じて

 

 自分を成長させる。

 

 簡単なようで

 

 難しいことではあるが、

 

 自分の未来のために、

 

 優先順位を考え、

 

 今を大事にしなければならない。

 

 そのためには

 

 目の前の課題を通じて

 

 自分で自分を高めるよう意識し、

 

 努めなければならない。

 

 そういうことができる者こそ

 

 夢を見て、語る資格があるんじゃないかな。

 

 やるべきことをやらずに

 

 自分の希望ばかり口にするのは

 

 違うでしょ。