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便利ではあるが…

 スマホの所有年齢が

 

 だんだんと低年齢化してきている。

 

 もはやSNSを通じて

 

 やり取りをするのが当たり前であり、

 

 スマホをもっていない子の方が

 

 少なくなってきている。

 

 

 スマホは確かに便利ではある。

 

 単に連絡手段というだけではなく

 

 財布代わりにも

 

 検索ツールにもなる。

 

 無料の授業動画すら

 

 YouTube等を通じて閲覧することができる。

 

 使い方次第では、

 

 大いにメリットがあるだろう。

 

 

 その一方で

 

 使用する側のモラルや自律も求められる。

 

 使用できる時間帯や用途を定めておかないと

 

 子どもたちは夢中になって

 

 昼夜関係なく

 

 ネット上に現れる。

 

 保護者の方々の中には

 

 寝たはずの我が子が

 

 夜な夜な

 

 オンラインゲームに勤しんでいるとは

 

 夢にも思わないかもしれない。

 

 しかし、

 

 自分の部屋に籠り、

 

 親の目が届かないのをいいことに

 

 夜中にゲームやSNSをやっている子は多い。

 

 

 睡眠時間を削り、

 

 集中力が欠けたまま

 

 何となく学校の授業を受け、

 

 その日その日を

 

 やり過ごす…。

 

 そのような日々の在り方で

 

 心身や学力が向上するはずもない。

 

 

 スマホは便利ではあるが

 

 せめて義務教育期間中は

 

 明確かつ厳格なルールのもとで

 

 保護者の管理下において

 

 使用させる必要があろうかと考える。

 

 例えば、

 

 夜9時以降は

 

 スマホやタブレットは

 

 リビングにおいておく

 

 あるいは

 

 保護者に預ける

 

 など。

 

 

 何も考えずに

 

 性善説で

 

 スマホを与えるだけ与えて

 

 ろくに管理もせず、

 

 やれ我が子がYouTubeばかり見ている

 

 とか

 

 オンラインゲームばかりやっている

 

 とか

 

 SNSに夢中になっている

 

 と嘆くのは違うだろうと思う。

 

 

 相手はまだ精神的に成熟していない子どもである。

 

 よほど自己管理がしっかりとしていない限りは

 

 何らかの制約を設けるのは

 

 保護者としての責務ではないだろうか。

 

 

 便利なはずのツールが

 

 我が子にとって成長の妨げになるのは

 

 防ぎたいものである。