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最近の体験生に思うこと

 周囲の子たちに比べて

 

 “自分のできなさ”

 

 を実感する。

 

 そして、

 

 自分の中の“当たり前”

 

 とは違う“当たり前”

 

 を目の当たりにする。

 

 

 ここで

 

 体験生の思考と行動は2つに分かれる。

 

 その場を離れることを選択するのか

 

 それとも

 

 現状打破のためにキツイ環境下で頑張るか

 

 である。

 

 もちろん、

 

 我々は一切引き止めないので

 

 別の塾へ行くのも選択肢の1つだろう。

 

 でもね、

 

 最終的に、

 

 どこの塾にお世話になることにしようが

 

 結局は

 

 自分が頑張る以外に

 

 真の学力がつくことはないんだよ。

 

 楽をして

 

 すでに塾で頑張っている子たちに追いつくこともないんだよ。

 

 ただただ

 

 自分の将来の選択肢を狭め、

 

 可能性の芽を自ら摘み取ってしまうだけなんだ。

 

 

 自分で作った学習負債は

 

 自分の努力によって返済するしかないんだよ。

 

 どこかで人並み以上に頑張らなければ

 

 追いつくことなどできやしない。

 

 だったら、

 

 学習負債の少ない早い段階で

 

 必死に返済すべきだと思うのだが、

 

 どうだろう?

 

 

 いろいろな塾で無料体験授業を受けるにあたって

 

 気を付けてほしいなと思うことは

 

 自分に負荷が全くかからない

 

 環境は避けてほしい

 

 ということである。

 

 ある程度

 

 学習負債が返済でき、

 

 勉強することが習慣化されてくるまでは

 

 “キツイな”

 

 と思える環境の方が

 

 絶対に学力は伸びる。

 

 それは断言できる。

 

 今の自分では

 

 少々ついていくのがきつそうだという理由

 

 でその塾を選択しないとするならば、

 

 それは成績は上げたいけれど

 

 今の負担の少ない生活が変わることを

 

 望んでいないということだろう。

 

 遅れが生じているのだから、

 

 それを取り戻すのに相応の負荷がかかるのは

 

 当たり前のことだからね。

 

 負荷をかけずに

 

 現状が大きく変わるなんてことはないんだよ。

 

 

 最近は、

 

 体験授業を受けにきてくれても

 

 途中で辞退する子の割合も増えてきた。

 

 体験生といえども

 

 塾生と同様のことをしてもらっているので

 

 それがきついのかもしれないし、

 

 そもそも

 

 営業授業をすることもないので、

 

 楽しさを感じないのかもしれないね。

 

 憂うべき状況ではあるが

 

 こればかりは仕方ない。

 

 僕は僕の指導方針の下で

 

 向上心を持って闘う生徒のみを

 

 鍛えることしか考えていないからね。

 

 体験生に入塾してもらうために

 

 自分の中の基準を下げることは

 

 できないんだ。