· 

テスト前だからこそ…

 学伸塾のテスト対策演習は

 

 言い方は悪いが

 

 基本的に

 

 “放置”

 

 に近い。

 

 ワンポイント解説などは

 

 理数系を中心に入れるが、

 

 必要最小限度にとどめている。

 

 その代わり、

 

 演習プリントの点検や

 

 口答チェックは

 

 キッチリと実施し、

 

 理解が曖昧な状態では帰宅させないようにしている。

 

 「テスト期間に通塾しているのだから

 

  もっと説明してください」

 

 という意見もあろうが

 

 (幸い、この手のクレームを受けたことは皆無)

  

 勘違いをしてはいけない。

 

 いくら塾講師が説明したとしても、

 

 生徒の学力はほとんど上がらない。

 

 演習を進めながら

 

 自分の習熟度を把握し、

 

 間違えた問題と格闘することで

 

 できることを増やしていく。

 

 その繰り返しによって

 

 生徒たちは伸びていく。

 

 塾講師の自己満足的パフォーマンスは

 

 かえって生徒たちの邪魔をするだけ

 

 なのだ。

 

 学びの主役は生徒たち自身。

 

 生徒の学習時間の妨げとなるようなことは

 

 したくはない。

 

 もちろん、

 

 個々の生徒が

 

 解説を読み込んでも理解ができない

 

 箇所については

 

 しっかりと個別説明にて対応をしている。

 

 そこはご安心いただきたい。

 

 

 

 基本的に放置であるのなら

 

 テスト対策期間に塾に行く必要がないのでは

 

 と思われるかもしれないが、

 

 それも違うと考えている。

 

 塾友という名の身近なライバルたちと

 

 切磋琢磨しながら

 

 しのぎを削り合う環境というのは

 

 生徒にとって必要なものである。

 

 自宅学習では

 

 その凛とした雰囲気は手に入らない。

 

 自分たちと同等、

 

 あるいは上の生徒たちが

 

 どんなペースで物事を進めているか、

 

 そういったことを意識したり

 

 肌で感じながら演習を進めることで

 

 自分もより高みへと登れるのだ。

 

 

 テスト対策演習で

 

 その“放置”の段階を作るためには

 

 通常授業でしっかりと説明し、

 

 相応の演習をさせる必要がある。

 

 そのために

 

 通常授業はよく延長してしまうし、

 

 チェックテストの出来に関しても厳しい。

 

 基礎基本の定着度を確認する場

 

 となる学伸テストにおいては

 

 受験する生徒たちの緊張感も半端ではない。

 

 再テスト&補習も

 

 満点合格できるまで何枚でも追試を受ける。

 

 あまりに何枚も再テストをしすぎて

 

 不合格の際に

 

 苦痛を超えて気持ちよさまで感じる生徒も

 

 現れるぐらいである。(笑) Σ( ̄□ ̄|||)マジか…?

 

 ここまでやるから

 

 嫌でも勉強体力もつくし

 

 精神面も鍛えられる。

 

 この辺りが

 

 “学伸は厳しい”

 

 と言われる所以なのかなと思うが、

 

 そのおかげ?で

 

 途中入塾者たち全員の成績がUPしているのも

 

 また事実である。

 

 いろいろと試してきたが、

 

 現状のスタイルが

 

 もっとも生徒たちの成績が底上げされるもの

 

 となっているので、

 

 当面はこのスタイルを維持していく。

 

 

 教えるべきときにしっかりと指導し、

 

 放置すべきタイミングではキチンと放置する。

 

 このバランスさえ間違えなければ、

 

 相応の結果は残る。

 

 

 生徒たちから

 

 能動的に学び取る機会

 

 を奪ってはならない。