指導する側からすれば
学業に特効薬などあるはずがない
のだが、
生徒や保護者の側からすれば、
入塾すれば成績が上がる
という認識の方が多いように思う。
まるで成績がお金で買えるかのように…。
大抵の場合は、
やり込んでないことが要因で
成績が伸びていない
わけであり、
必要な環境と授業、
学習素材とチェック機能
を用意すれば、
定期テストのように
ごく限られた範囲のテストであれば
速効性は期待できる。
しかし、
範囲の広い実力テストに関しては、
勉強負債の返済が
ある程度進むまでは
なかなか
目に見えて上がることは期待できない。
カリキュラムが体系的に
組まれているということは、
前学年までの基礎が身に付いているという前提で
その上に
新しい学習内容を積み上げていく
ということを意味している。
前学年の知識があやふやな生徒は
それ以上のものを上乗せしていくことは
困難なのだ。
入塾が遅れ、
学習負債が貯まれば貯まるほど、
回復も、
新たな知識の上乗せも
厳しくなる。
タイミングによっては
入試に間に合わない
なんてこともあり得るだろう。
先を見据えたときに、
現状の自分に
少しでも危機感を覚えるのであれば、
早めの入塾を検討して欲しい。
早ければ早いに越したことはない。