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あと少しだが遠い距離でもある

 入試特訓ゼミにて

 

 入試問題を解き進めているのだが、

 

 生徒たちにとって

 

 初見の段階においては

 

 さぞかし高き壁に映るだろう。

 

 

 夏期講座における学習内容は

 

 入試特訓の土台作りを兼ねていたため、

 

 ある程度“型にハマった”問題であれば

 

 生徒たちは

 

 問題なく対応してくれている。

 

 この辺りは

 

 今年度の中3生たちは頼もしい。

 

 

 しかし、

 

 “型にはまっていない”

 

 問題になると

 

 途端に

 

 “気づけない”

 

 状態に陥ってしまう。

 

 

 自力で考える時間が終了し

 

 ワンヒントが与えられる。

 

 すると、

 

 大半の生徒が即座に反応し

 

 正解へとたどり着いていく。

 

 

 基礎ができているからこそ

 

 ワンヒントで反応できるのだが、

 

 “自分で気づく”

 

 ことができなければ

 

 入試で結果を残すことはできない。

 

 感覚としては

 

 あともう少し

 

 というところだと感じるだろうが

 

 実際には

 

 なかなかに縮めることの叶わない距離である。

 

 

 この距離を縮めるためには

 

 反復練習は欠かせない。

 

 経験値をふやし、

 

 引き出しの数を増やすことで

 

 解ける問題の種類を増やしていく。

 

 これが王道だと思う。

 

 教わった1つの解き方を利用して

 

 いかに多くの種類の問題を解けるようにするか。

 

 そこを自学のときに意識してほしい。

 

 やり方を間違えなければ

 

 頭の中でグループ化が進み、

 

 問題文に目を通しただけで、

 

 経験的に

 

 解答までの道筋がイメージで見るようになる。

 

 その領域まで行けば、

 

 初見の問題でも怖くはないよね。