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学力差は中学に上がる前に…

 小学校で実施されている

 

 カラーテスト(単元テスト)は、

 

 難易度がさほど高くはないため、

 

 特に4年生の前半くらいまでは

 

 学力差が数字に反映されにくい。

 

 同じ100点でも

 

 実情としては

 

 偏差値が55くらいから70程度まで

 

 幅広く分布しているように思う。

 

 

 しかし、

 

 その4年生の前半くらいまでは

 

 目に見える形で現れてこなかった

 

 明確な差が、

 

 4年生の後半から5年生にかけて

 

 如実に現れるようになる。

 

 

 この辺りからほころび始める子たちは

 

 学習習慣を身に付けず、

 

 その場の能力で押し切ってきた子が多い。

 

 低学年の頃から

 

 少しずつ家庭学習することが

 

 習慣化されてきている子たちは

 

 基礎の土台が積み上がっているため、

 

 この段階で大きく崩れることはないが、

 

 そうでない子たちは、

 

 徐々に誤魔化しが効かなくなり

 

 できないことが増えていく。

 

 

 5年生ともなると、

 

 のちに中学での学習に関連する

 

 重要な事柄が多く登場する。

 

 それは算数だけにとどまらず、

 

 理科も社会も同様である。

 

 この段階で崩れてくると、

 

 中学でのスタート段階で

 

 すでに大きな後れをとっていることとなり、

 

 挽回に時間がかかる。

 

 

 まだ小学生だから…

 

 と思う気持ちもわからなくはないが、

 

 できないことが積み上がってからでは

 

 学習内容の回復にも時間がかかるし、

 

 学習の習慣づけがなければ、

 

 中学に上がってから

 

 より一層、

 

 できないことが増えていく可能性が高くなる。

 

 できないことが積もり積もって

 

 どうにもならなくなる前に

 

 学習の習慣づけという意味においても

 

 早めの通塾を検討してほしい。

 

 

 学力差は

 

 中学に上がる前に

 

 すでに形成されてしまっているのだ。

 

 もちろん、

 

 みんながみんな

 

 小学校時代の学習負債が

 

 回復しないとは言わない。

 

 ただ、

 

 小学校時代にもう少し頑張っておけばよかった…

 

 と後悔している子は多いのも事実。

 

 学習においては

 

 先々を見据え

 

 早めに対処しておくに越したことはない。

 

 やらないことが習慣化されるより

 

 やることが習慣づけられた方が

 

 いいに決まっているよね。