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おそらくは…

 これは塾外向けのものになるが、

 

 おそらく、

 

 安易に考えている子や保護者が多いのだろうね…。

 

 通塾は

 

 中3生からでも大丈夫だ…と。

 

 成績は月謝で買えるのだ…と。

 

 

 

 20年以上指導している立場から言えば、

 

 日々の学習が習慣化されている子、

 

 および

 

 学校課題をキチンとやり込んでいる子

 

 であれば、

 

 中3の夏からでも

 

 全く問題はないと思う。

 

 そういう生徒は

 

 そもそも自走できているのだからね。

 

 必要な情報や素材を追加してあげれば

 

 それらを吸収し

 

 勝手に加速していく。

 

 学伸塾生が目指すべきは

 

 この形。

 

 自走の仕方を覚えてしまえば

 

 進学先でも

 

 相応にやっていけるはずだからね。

 

 

 でもね、

 

 通塾もせず

 

 そんなことができる生徒は

 

 学年中を見渡してみても

 

 一握りの生徒に過ぎないんだよ。

 

 残りの生徒たちの中には

 

 自走どころか、

 

 走り方すらわかっていない子も多いのだからね。

 

 だから

 

 今の結果なんだよ。

 

 

 

 やらないことが習慣化されている子たち

 

 を変えるのには

 

 それなりに仕込みや時間が必要であり、

 

 一朝一夕で変わるものではない。

 

 正直に言ってしまえば、

 

 中3の夏の段階では

 

 高校入試に向けては

 

 すでに手遅れ

 

 であることが多い。

 

 僕は魔法使いでも何でもないので

 

 どんな生徒でも

 

 “志望校に合格させます”

 

 などという営業トークは

 

 絶対に口にしない。

 

 無理なものは無理。

 

 それはハッキリと伝える。

 

 

 そもそも、

 

 ちゃんと勉強した経験がある生徒であれば

 

 学力を上げるということが

 

 そんなに甘くはない

 

 ということは分かっているはず。

 

 行動を変えさせ、

 

 習慣を変えさえ、

 

 意識を変えさせ…

 

 その上で

 

 ようやく勉強負債の返済が始まる

 

 となると

 

 ある程度の時間がかかることは

 

 想像していただけるだろうと思う。

 

 とてもじゃないが

 

 入試まであと半年…

 

 という期間で育成しきれるものではない。

 

 また、

 

 そうしている間にも

 

 どんどん新しい情報は日々入ってくる。

 

 勉強負債を返済しつつ

 

 その新情報も頭に入れていかなければならない

 

 のだから

 

 子どもの負担たるや並大抵ではない。

 

 しかも

 

 土台がなければないほど

 

 新情報の吸収率も下がるのが普通。

 

 学習の土台がない生徒たちと

 

 既存の塾生たちに対し

 

 同じ材料を与え、

 

 同じ授業を展開しても

 

 吸収できるものは全く違うのだ。

 

 基礎がなければ

 

 新情報の習得にさえ

 

 支障が出る。

 

 

 それが真実。

 

 相当にシンドイ思いをするだろうね。

 

 その上で

 

 かけた時間と労力ほどの結果が得られなければ…

 

 自分に自信を失うことにもなりかねず、

 

 心の部にも悪影響を与えるかもしれない。

 

 

 

 学習することが習慣化されていないのであれば、

 

 早めの通塾をお勧めしたい。

 

 現行の入試内容や教科書レベルを考慮すると

 

 中1の2学期中間テスト段階

 

 で崩れているのであれば

 

 すぐにでも

 

 それなりの環境に身を置いて

 

 しっかりと立て直しを図ったほうがいい。

 

 勉強は

 

 軌道に乗るまでの仕込み

 

 にどうしても時間がかかる。

 

 即効性などはない。

 

 今ならまだ

 

 軌道修正をして

 

 高校入試にも間に合うだろう。

 

 やらない・できないことが当たり前

 

 の状態を放っておくのは

 

 あまりにも危険である。