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落とし穴

 授業中に

 

 “簡単だ”

 

 と感じたであろう単元のチェックテストほど

 

 落とし穴が潜んでいる。

 

 

 生徒たちからすれば、

 

 授業時にほぼ理解できた(はず)の内容は

 

 次回チェックテスト直前に確認する程度

 

 で大丈夫だろう

 

 と思うのだろうね…。

 

 

 でもね…

 

 そういうときこそ引っかかる。

 

 上手くはいかないんだよ。

 

 理由は簡単。

 

 単に

 

 “できたつもり”

 

 になっているに過ぎないから。

 

 アウトプットして

 

 “自分の状態”を

 

 確認していないから。

 

 

 優先順位をつけること自体は構わないし

 

 内容によって時間配分を変えることも

 

 一向に構わない。

 

 でも、

 

 “やらない”

 

 のはいただけない。

 

 時間は

 

 残酷なほどに

 

 記憶を風化させていく。

 

 日々確認していれば

 

 風化を防ぎ、

 

 効率よく定着していくのだが、

 

 一旦

 

 風化させてしまえば、

 

 立て直しに時間がかかってしまう。

 

 案の定、

 

 直前に確認しただけでは

 

 基礎を集めただけの

 

 チェックテストすら

 

 不合格となってしまったよね。

 

 まぁ今回の中1生たちは

 

 それが経験できただけでも

 

 収穫ありだよね。

 

 

 もっとも、

 

 直前に確認するだけで合格する

 

 という

 

 間違った成功体験を重ねてしまうと

 

 勉強の捉え方を勘違いしてしまうから、

 

 そういった意味では

 

 キチンと不合格となってくれて

 

 良かったと思っている。

 

 失敗から学ぶことは多い。

 

 意味ある失敗であれば

 

 成長につながるからね。

 

 次からは

 

 内容的に簡単だと思っても

 

 しっかりと自分の理解状況を

 

 確認しておくこと。

 

 アウトプットしない勉強では、

 

 自分の状況など確認できやしないのだから。