自分のペースに合わせてくれる…
無理なくマイペースで進められる…
痒い所に手が届く指導を受けられる…
ふむ。
確かに聞こえはいい。
でも、
そのペースで
本当に必要な量がやりきれるのか。
僕が
今や全国区となった
大手個別指導塾の
オープニングスタッフとして
学生時代にアルバイトをしていたときに
感じた疑問である。
素人目に見ても
成長著しかったその個別指導塾で
当時の代表から
そのまま正社員にならないか?
と
ありがたいお誘いを受けつつも、
お断りをしたのは
疑問を抱いたまま
指導を続けるのは難しいと考えたからである。
井の中の蛙大海を知らず
であってはいけない。
周りがどのくらいのペースで物事を進めているのか
を知ることは重要であり、
その刺激を受けることで
自分が変わっていくという効果は
意識の高い集団に属することで得られる
最大のメリットだと思う。
世の中には
不公平とも言える様々な格差があるが
“時間”に関しては公平である。
その時間密度を濃くするためにも
スピードへの意識
というものは
常に持っておきたいものである。
高校で処理すべき情報量と難易度は
中学校内容の比ではない。
限られた時間の中で
膨大な内容に対処していくためには
処理スピードを上げるしかないんだ。
今の内容とボリュームのうちに
スピード強化を図っておかなければ
ここから先が厳しくなるよ。