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彼の残していった言葉

 とある卒塾生が

 

 大学の進学先が決まった

 

 ということで

 

 塾に報告に来てくれた。

 

 

 本人が言うには、

 

 高校生活の中で

 

 中学時代、

 

 塾で叱られていた内容について

 

 当時は響かなかったが、

 

 さまざまなことを経験していく中で

 

 身に染みて理解できることが

 

 多々あったらしい。

 

 

 そのときはわからなくても

 

 先生が叱っている意味を理解するとき

 

 は必ず来ます。

 

 だから、

 

 マジで、先生はそのままでいてください。

 

 ガンガンやった方がいいと思います。

 

 とは、

 

 彼の残していった言葉である。(笑)

 

 

 ふむ。

 

 開塾して以来、

 

 もっとも叱った学年だが、

 

 もっとも多くの生徒が

 

 近況報告に来てくれる学年でもある。

 

 今思うと

 

 いろいろと手はかかったし、

 

 なかなか

 

 伝えた言葉が響かない学年

 

 ではあったが、

 

 個々の生徒に

 

 何かしらの影響が与えられていたのだなと思うと

 

 ちょっぴりホッとするね。

 

 ちゃんと務めは果たせていたのかな…。