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意地悪と言われようが…

 一般に

 

 “良い先生”

 

 というのは

 

 生徒に寄り添って

 

 手を差し伸べ

 

 引き上げてくれるイメージ

 

 なんだと思う。

 

 

 そういう意味においては

 

 僕は

 

 決して

 

 “良い先生”

 

 には該当しない。

 

 

 確かにね…

 

 初めのうちは

 

 手を差し伸べるよ。

 

 けれども、

 

 グイっと引っ張り上げ

 

 ある程度勢いがついてきたら

 

 今度は

 

 罠を仕掛けて転ばせる

 

 ようなことを平気でするからね。

 

 もちろん、

 

 自分で

 

 転ばせておきながら

 

 手を差し伸べることはしないよ。

 

 ただ

 

 自力で立ち上がってくるのを

 

 傍観しているだけ

 

 である。

 

 

 手を差し伸べてもらうことが

 

 “当たり前”

 

 になると、

 

 “依存”

 

 する癖がついてしまう。

 

 そうなると

 

 戦えない生徒

 

 になりかねないからね。

 

 それは避けたいんだよ。

 

 だから、

 

 意地悪と言われようが

 

 アプローチを変えることは

 

 しないかな。