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残された日々を…

 日々の学習は

 

 “未来への紡ぎ”

 

 である。

 

 受験という経験がないために

 

 イメージが湧かないのも

 

 無理はないが、

 

 これを意識している中学生は

 

 少ないように思う。

 

 

 普段から頑張ること

 

 を放棄しておいて、

 

 いざ、

 

 入試が迫ってきたら

 

 通塾によって何とかしてもらおう

 

 というのは

 

 さすがに虫が良すぎるというもの

 

 である。

 

 

 中3生から通塾するにしても

 

 ある程度は

 

 家庭学習において

 

 努力を重ねた生徒、

 

 相応の成果を出してきた生徒

 

 でなければ、

 

 進学校への合格は厳しい。

 

 

 

 中3から通塾しても

 

 その日その日に学習する内容に追われ、

 

 なかなか

 

 中1・2年内容の総復習まで

 

 手が回らないのが実情である。

 

 たかが数回、

 

 季節講座を受講したとして

 

 それで

 

 フルにカバーなど

 

 できようはずもない。

 

 塾で復習した内容を

 

 家庭学習において深めて

 

 ようやく

 

 多少の勉強負債が返済できる程度

 

 である。

 

 中1・2内容だって

 

 立派な入試範囲であり、。

 

 しかも、

 

 結構な割合で

 

 出題されている。

 

 一朝一夕に

 

 何とかなるようなシロモノではない。

 

 受験は

 

 誰のためでもない、

 

 自分のためのものである。

 

 塾に何とかしてもらう

 

 のではなく、

 

 塾を利用して

 

 自分で何とかする

 

 という気概を持って

 

 無駄に過ごした日々の分を取り返すべく

 

 懸命に

 

 日々の積み重ねをしてほしい。

 

 失われた日々は

 

 もう戻ってはこない。

 

 …であれば、

 

 残された時間を

 

 他人よりも充実させる以外に

 

 受験に勝つ方法など

 

 ないんだよ。