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夏期講座を通じて感じたこと②

 授業プリント類を再使用する形で

 

 総復習に入ることもあるため、

 

 既存の塾生であれば

 

 事前に

 

 家庭学習にて

 

 プリントに目を通してくること

 

 が可能である。

 

 

 そのこと自体は

 

 何の問題もないのだが、

 

 全く同様のプリントが

 

 スムーズに埋まったからと言って

 

 定着しているとみなすことは

 

 “危険”

 

 である。

 

 授業プリントによる復習には

 

 “答えがわかっている”

 

 状態で復習に臨んでいるのだから

 

 埋まるが道理である。

 

 問題はその後、

 

 テキスト演習である。

 

 どれだけ

 

 キーワードに紐づけされた状態で

 

 知識を脳内にしまってあるのか、

 

 それが演習の場面では

 

 如実に現れてしまう。

 

 同じ解答であっても

 

 プリントでは埋まるのに

 

 テキスト演習では埋まらない

 

 というケースを

 

 何度となく目にした。

 

 これは

 

 学習の在り方として

 

 間違っていると言わざるを得ない。

 

 

 現に

 

 定期テスト結果と

 

 全県模試の自己採点結果を見ると

 

 模試の方が点数が伸び悩む生徒が

 

 数名見られた。

 

 中1生に至っては

 

 逆転現象とまで呼べるレベルで

 

 定期テスト順位(塾内)と

 

 模試順位(塾内)が

 

 入れ替わる事態

 

 となっている。

 

 これは

 

 危険な香りがするね…。

 

 

 覚えるという作業は

 

 目的ではなく手段

 

 である。

 

 丸暗記した=勉強した

 

 というのは

 

 大きな間違いである。

 

 積極的にアウトプットして

 

 自在に情報が引き出せるよう

 

 練習を重ねていかなければ、

 

 近い将来、

 

 成績が頭打ちになり

 

 その後

 

 下降の一途をたどる

 

 ということになろう。

 

 

 今はまだ

 

 情報量が少ないから

 

 何とかなっているだけである。

 

 学年が進んで

 

 情報量がもっと増えたら

 

 今のようにはいかなくなるだろう。

 

 早い段階で

 

 勉強に対する捉え方や意識を

 

 変えさせねばなるまい。

 

 お盆休み前に

 

 模試を受検できたのは

 

 いいことである。

 

 その分だけ

 

 勉強の方向性が違う

 

 ということに対する

 

 気付き

 

 が

 

 早いタイミングで訪れたのだからね。

 

 まだ

 

 夏休みも2週間ある。

 

 2学期入る前に

 

 少しでも

 

 勉強へのアプローチを

 

 変えていってほしい。

 

 僕としても

 

 休み明けに

 

 そういう話を

 

 するつもりである。

 

 

 もっとも、

 

 このブログを読んで

 

 すぐに行動に移してくれたら…

 

 と願っているのは

 

 言うまでもないだろう。