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苦渋の決断

 春の遠足…。

 

 募集当初の反応の鈍さ

 

 とは裏腹に

 

 一気に多くの子たちが

 

 参加を希望してくれました。

 

 厚く御礼申し上げます。

 

 

 その一方で

 

 残念ながら

 

 僕の“ある決断”により

 

 希望しながらも遠足に参加できない

 

 子たちが出てしまったことは

 

 お詫びしなければなりません。

 

 

 その

 

 “ある決断”

 

 とは…

 

 高速バスでの移動に際し

 

 万が一のことがあった際の安全面や

 

 バス内での就寝状況、

 

 引率講師によるバス内での機動力

 

 を十二分に考慮すれば、

 

 生徒たちは

 

 補助席を使用すべきではない

 

 というものです。

 

 

 旅行代理店の方は

 

 希望者全員が遠足に参加できるだけの

 

 パスポートを確保してくれていました。

 

 よって

 

 補助席を使用すれば、

 

 最大で56名まで

 

 参加可能ではありました。

 

 ただ、

 

 もともと

 

 募集定員を45名に設定していたのは、

 

 補助席なしで正座席をフルに使用すると

 

 45席が限度という理由からです。

 

 希望者全員を連れていきたい

 

 という想いと

 

 安全面との間で葛藤がありましたが、

 

 さまざまなリスクを考慮し、

 

 45名先着順という

 

 当初の設定を守ることとしました。

 

 

 

 自分も娘を持つ親の立場です。

 

 例えば

 

 ユニバーサルスタジオ

 

 や

 

 富士急ハイランド

 

 のような、

 

 移動時間・距離が

 

 さほど長くはない場所で

 

 かつ明るい時間帯の移動であれば

 

 補助席を使用すると言われても

 

 気になりませんが、

 

 就寝を伴い、

 

 深夜に移動する東京(千葉)ともなれば

 

 話は別です。

 

 生徒たちの身体に何かあってはいけませんし、

 

 何かあってからでは

 

 取り返しがつかないのです。

 

 

 今回の僕の決断に

 

 不平・不満の声や批判が上がることは

 

 覚悟の上です。

 

 それは甘んじて受けます。

 

 それでも、

 

 引率する側として

 

 安全かつ楽しく遠足を実施するためには

 

 この決断こそが最善であると

 

 判断しました。

 

 どうかご理解を賜りますよう

 

 お願い申し上げます。