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注視すべし!

 小学校各科の単元テストである

 

 通称“カラーテスト”は

 

 平均点が

 

 およそ85点

 

 程度になるような難易度で

 

 作成されている。

 

 つまり、

 

 90点台がとれて当たり前、

 

 80点未満は危険水域

 

 という認識でいなければならない。

 

 70点台を数回とってきた際は

 

 即家庭学習の見直しや

 

 通塾の検討が必要かと思う。

 

 

 また、

 

 単純暗記は

 

 9歳頃までしか通用せず、

 

 高学年(4年・5年・6年)ともなれば

 

 思考することも求められてくる。

 

 

 勉強で躓いている生徒の多くは

 

 中学で突然できなくなったのではなく、

 

 実は

 

 小学4年生頃から

 

 段階的に

 

 “できないこと”

 

 が積み重なっていて

 

 今に至っていると考えるべき

 

 だろうと思う。

 

 

 昨今の成績が振るわない生徒

 

 を見ていると、

 

 “なぜそこまで放っておいた?”

 

 と思うことが少なくない。

 

 学習負債が多ければ多いほど

 

 取り戻すまでには

 

 尋常ではない時間と労力が必要になる。

 

 中学生たちは

 

 少々の努力で

 

 すぐに結果を求めようとする傾向にあるが

 

 日々の積み重ねがモノを言う勉強は

 

 そんなに甘くはない。

 

 

 結果が出るまで努力する

 

 ことに我慢ができず、

 

 勉強を放棄する選択をする中学生が

 

 後を絶たないことに対し

 

 とても憂慮している。

 

 でも、

 

 できないことが多すぎれば、

 

 授業も理解できなければ

 

 宿題も満足に解けず、

 

 苦痛を感じるのもわからなくはない。

 

 

 各ご家庭には

 

 もう少し

 

 小学校のテスト結果や

 

 我が子の宿題の状況を注視し

 

 我が子が上記のようにならないように

 

 早めの対処をお願いしたい。

 

 

 中学における

 

 学力の2極化

 

 が問題となってきているが、

 

 小学校における

 

 学力の2極化も

 

 相当に深刻なように思う。

 

 まだ小学生だから…

 

 では済まされない領域にいる子たちは

 

 確実に増えているのだからね。